12月のつぶやき
 
ホームへ
 

31日(金曜日)大晦日
[1年を振り返って] スマトラ沖地震についてAppleのホームページのトップで義援金のサイトを紹介しています。年の瀬に発生した大地震は死者が12万人以上に増え、世紀の大惨事になってしまいました。もちろん国内においても新潟県中越地震をはじめ、台風による洪水、土砂崩れなど、また殺人など悲しい出来事が多い2004年でしたが、明るいニュースもありました。来年こそは暗いニュースは少なく、明るいニュースの多い年になってほしいです。

 さて、一年間つぶやきをお読みいただきありがとうございました。すこし偏った話題やプライベート過ぎる話題もありましたが、それも個人の日記だと思ってお許しください。そしてこうしてなんとか2004年のつぶやきを続けられたのもみなさんがみてくださっているのだという励みがあったからこそです。どうも本当にありがとうございました。来年もみなさんにとってよい年になりますように祈念して2004年のつぶやきを終わりたいと思います。

        

 


29日(水曜日)
[津波被害]連日のスマトラ沖地震による津波被害のニュースは悲惨の極みです。今後は感染症がおこるだろうと思いますが、さらに悲劇が増えるでしょう。そんなことが起こらないように各国政府が援助を始めました。援助隊の人達も地元の人達もこれから一層大変だろうと思いますが、何らかの方法で私たちも援助しなければいけないと思います。

[つぶやき]本日は外来も通常モードでゆっくり仕事ができました。午後はオフでしたが、子どもが感染性胃腸炎になったので自宅でいっしょに過ごしました。外は肌寒く、東京は初雪らしいですが、桜島にも初冠雪がみられました。

[乾坤一擲(けんこんいってき)]明輝会新聞「さわやか」新年号が手元に届きました。もちろん巻頭ページは理事長挨拶です。その内容がとてもポジティブなことに感動しました。元気をもらいました。「これから日本は高度成長期に入り、……だから、決して日本はつらい状況にはありません。」と書かれていました。たぶん、自分たちのできることを一生懸命することが社会への貢献になるし、それが自分をハッピーにするという意味だと解釈しました。最後の行に「乾坤一擲の精神で頑張りましょう。」と書いてありましたが、こんな難しい四字熟語は知らないので調べてみると、乾坤一擲とは、「運命をかけて、一か八かの大勝負に出ること」と説明されていました。


28日(火曜日)
[スマトラ沖地震、津波]26日にスマトラ島で起きた地震はすさまじいエネルギー(M 9.0)で大変な被害が出ています。毎日、ニュースは津波の被害状況を伝えていますが、津波というのは本当に怖いものだと改めて思いました。津波は音速と同じくらいのスピードで海洋を移動するそうですから津波が見えた時はもう逃げる時間はないということです。 今回の津波に襲われた人びとはちょっとしたことで死ぬか生き延びるか明暗が分かれたのです。それが何だったかは知りえませんが、運命だと言ってしまえばそれも正しいのだろうと思います。
  人間いつどのような被害に出くわすのか、めったに起こるはずもない災害に出くわすのかというのは自分ではわからないものです。このようなことを書いている私は運命論者かもしれません。しかし、その確固たる理論は持っていませんから、体験や知見に基づく運命論者の方が近いでしょう。
 その体験とは、1989年のサンフランシスコ地震です。 大惨事をおこしたサンフランシスコ地震の発生した約1週間後に私はサンフランシスコに行く予定でした。もちろん大地震が起こって混乱の渦中にあるサンフランシスコに行くことは止めましたが、もしかしたらこの大惨事に自分が巻き込まれていたら死んでいただろうと思いました。何が理由で地震が起こる日とサンフランシスコ入りする日がずれたのかわかりません。運命かなと当時思ったし、今でもそう思っています。

[XserveG5]とうとうホームページ用のWebサーバが構築できました。バンザイ! DNSサーバ、オープンディレクトリ、Webサーバ、FTPサーバなどいくつかの山がありましたが、とりあえず今のホームページと同じサービスは提供できる程度のものができあがりました。
 一日に1時間ぐらいしか作業ができませんでしたが、12月16日のつぶやきで宣言したとおり年内に構築できました。臨床放射線技師の内田君が協力してくれて、とても助かりました。ここで深謝申し上げます。本格稼働は来年早々を予定しています。


27日(月曜日)
[つぶやき]久し振りのつぶやき書き込みです。先週の金曜日から3日間何もつぶやかなかったのです。つぶやかなくても平気だったのが不思議です。一言で言えば、私的にいそがしかったということです。
  そして、本日は外来が忙しくてヘトヘトになりました。やっと深夜になってつぶやき始めました。さて、外来患者さんが多いのは年末だからでしょうか。正月にくすりがないと心配と言って確実に受診されてくる患者さんがほとんどですが、意外に多いのが久し振りに受診する患者さんです。何が理由が受診しなかったのかわかりませんが、年末になって真面目に糖尿病の治療を受けに来られたり、高血圧の治療を始めようというケースです。こちらとしては歓迎ですが、これまでどうしていたのかということの方が興味をそそるので、転勤していたのですかとか、区画整理で他所に引っ越していたのですかと探りを入れてみますが、ただ治療を怠っていたというのが理由のようです。
 ここ2,3日、寒くなりました。しかし、まだ風邪やインフルエンザが流行ってきているという様子はありません。それよりもインフルエンザ予防接種の駆け込み接種がおおいですね。当院にはまだアンプルがあることをうわさで知ってか、まったく知らない患者さんが来院されます。予防接種を受けておられない方はぜひ年内にインフルエンザ予防接種はすませてほしいです。


24日(木曜日)
[クリスマスイヴ]本日は外来が多く、訪問診療の追加も多くヘトヘトに疲れてしまいました。クリスマスイヴなので午後7時を過ぎると「まだ〜?早く帰って来て!」という子どもからの携帯電話が2度も入り、途中で切り上げて帰りました。
 さすがに6才になるとサンタクロースの中身は人間だとわかっているようですが、2才の息子はサンタクロースの存在を信じているようです。いい子にしとくとサンタクロースが何かプレゼントを持ってきてくれるかもよと今日一日は子どもを何とかコントロールできました。

              


22日(水曜日)
[我が家にもきらきらクリスマス]もうすぐクリスマス。今年もあちこちでイルミネーションがきれいです。鹿児島市内(北部)できれいなのは鹿児島市役所前通り、与次郎の長島ジャングルパーク一帯、そして城山観光ホテルです。今夜はその城山観光ホテルのイルミネーションを見に家族で行ってきました。
 レストランホルトの前の広場には赤い服を着たサンタクロースが子どもたちにオモチャを配るサービスをしていました。このサンタクロース、いかにもバイトのおにいちゃんという感じで、夢を運んでくる優しいサンタクロースのイメージではありません。まあ、私の子どもたちもオモチャを貰って喜んでいましたからこれ以上悪口は書けませんが、もう少し雰囲気を出してくれたらいいのに。
 さて、光のゲート(トンネル)をくぐり、光の階段を上がっていくと(写真1)、噴水のある広場(写真2)に着きます。ここにメインのイルミネーションがあります。とてもすばらしいです(写真3)。
 実は夕方ひとりで自宅の庭のデッキの柵にセッセとイルミネーションの飾り付けをしました。今年もしないと決めていたのですが、娘が母親に近所の○○ちゃんの庭にも○○くんの玄関にもピカピカ光るものが飾ってあるのにうちにはないと泣いたということを聞いたからです。貴重な水曜日の午後、用事を済ませてから何でも揃うニシムタに行ってクリスマス用飾り付けコーナーで目ぼしいものを2つ買いました。値段が半分ぐらいになっていました。取り付けは30分ぐらいで済むだろうと思っていましたら、1時間以上かかってしまいました。写真にとってみましたが(写真4)、実物はすごくきれいなんです。子どもたちが喜んでくれて父親の面目が立ちました。

1
2
3
4

21日(火曜日)
[山太郎がに]本日外来診察中、ニョッと手が伸びてきて「山太郎がに」が差し出されました。ビックリして思わず、ギャと言ってしまいました。病院の横の側溝に潜んでいる「山太郎がに」を掴まえたというから信じられません。差し出し人は今夜のおかずにどうぞと言っていましたが、「山太郎がに」とは「モズクガニ」のことです。モズクガニといえばウエステルマン肺吸虫症(肺ジストマ)という病気をおこす寄生虫が住んでいます。ウエステルマン肺吸虫症といえば、私が研修医のときに受け持った患者さんがいました。その患者さんは真っ赤な気持ち悪い色の液体のくすりを飲んでいたような記憶があります。
  山太郎がにはゴミ箱に入れといて夕方院長室にて写真撮影しました。結構元気があって攻撃してきます。ハサミに挟まれないように気をつけて何とか写真をとることができました。撮影後、山太郎がにを側溝にリリースしました。


20日(月曜日)
[暖冬]今年はいつまでも暖かいためか入院が少ないようです。本日朝当院の病棟には空きベッドが3つありました。これは非常にめずらしいことです。朝礼でこのことを伝えたら、1人女性が入院されましたが、まだ2つ空いています。女性の入院予定は何人かあるので、そのうち何とか埋まると思われますが、男性はしばらく1床空いたままになるかもしれません。
 やはり暖冬の影響はあると思います。当法人の「ろうけん青空」も事情は似ていてここにも余裕があるようです。外来も風邪の患者さんが少なくて、感染性胃腸炎の患者さんが大勢です。しかも年齢層が低いという特徴があります。

[年賀状]今夜は年賀状印刷でとても忙しいです。毎年この時期はあわてて年賀状作成です。今年は使う写真を決めていたのでレイアウトだけに時間を割きました。実際の印刷に結構時間がかかります。今年は150枚印刷予定です。

[姪誕生]ここに書いていいのかどうか迷いましたが、私の妹が2児の母となりました。つまり二人目の子どもを無事出産したのです。超高齢出産でした。その割に安産だったらしいです。どうしてももう1人子どもがほしいという希望がかなってのことです。10年以上のブランクがあったので帝王切開も覚悟していましたが、自然分娩で何よりもよかったと思いました。


19日(日曜日)
[忘年会]昨夜は明輝会の忘年会でした。場所は与次郎のサンロイヤルホテル、吉野からはちょっと遠かったけれどもサービスもよく盛況のうちに終わりました。会場には大きなステージがあって、私はステージに上がって160名の出席者を目の前にして乾杯の挨拶をしました。乾杯が終わってテーブルに戻ると、みなさんが次々にビールや焼酎を注いでくださってすぐに酔ってしまいました。各部署の出し物は忙しい仕事の合間に練習されたのでしょうが、工夫や演出がすばらしく楽しいものでした。理事長より金一封が差し出されていましたが、ほんとうにお疲れさまでした。そして進行役の内田君、1人では少し寂しそうでした、いや忙しいそうでした。来年はペアで大役をどうでしょうか。さて、スナップ写真を10枚アップします。雰囲気を感じ取ってください。


17日(金曜日)
[学習会]恒例の明輝会学習会が夕方6時15分から通所リハビリの部屋を借りて開かれました。講師は明輝会ろうけん青空の後藤課長。講演内容は、後藤課長が最近半年間に参加した介護保険に関する研修から見えてきた新しい介護保険制度に流れを伝えるものでした。スライドで1時間近く、内容はやや難解、かなり将来に不安を抱きたくなる、しかし貴重な伝達講習会でした。
 まずは、後藤課長さん、ご苦労さまでした。いつも思うのですが、得難い情報を確実に消化吸収して、さらに将来への備え、身構え方。最後は精神論まで教えていただき、すごいなあというのが正直なところです。
 介護保険制度の細かな変更点はここでは述べないことにして、介護サービスを提供する各人が専門性を高め、介護保険の理念に沿った利用者が望むサービスを計画的科学的に提供し…という文言には正直おどろきました。医療はもともと科学的な手段によっておこなわれてきたのですが、医師はとにかくその病気だけを見てはいけないと戒められ、患者さん中心に医療をおこなうよう、ときには医療はサービス業であるとまで言われ始めてきています。私たち医師はやはり科学的な目だけで患者さんを見た方が楽だし、興味を満足できるのです。しかし、それはいけない、ハートを注ぐように強く叫ばれています。
 介護サービス提供者は私たちとは反対の方向に突き進むように要求されているようです。認知症(痴呆)への対応では、アセスメントが大切であると後藤課長は強調していました。ケアに対してサービスを提供した科学的な根拠が必要であると、そのようにすべしと。これは医療の分野でもさかんに言われているEBM、根拠に基づいた医療と同じことかと思いました。
 最高のサービスを提供するばかりでなく、そのデータを取っていきなさいとは、国はほんとうに厳しいことを要求してくるなというのか正直な感想です。
 結局のところ医療も介護も人と人との間のことだから、相手を思いやる気持ちとか、ハートとか、機微とか、細やかさとか、そういうものが最後に効いてくるのだからどんなに制度が変わろうとそのことをわかっていれば心配ないと思いました。


16日(木曜日)
[talby]auのtalbyに乗り換えました。ほんもののtalbyは予想以上にかっこいいでした。小さいわりに画面が大きく見やすいのです。操作はまだ、今夜これから取扱説明書を読まなくっちゃ!
             

[XserveG5]固定IPアドレスが手に入ったので昨日からサーバ構築を始めています。DNSサーバとWebサーバはうまく構築できました。次のステップであるFTPサーバがうまくいきません。原因はちょっとしたことだと思うのですが、何とか年内にはと思っています。


15日(水曜日)
[自動体外式除細動器]フィリップ社製自動体外式除細動器(AED)を購入し、昼休みにその説明会を開きました。多くの職員が参加しましたが、そのコンパクトさとイージーさには驚きました。いままで使ってきた体外式除細動器とは明らかに違うのです。はっきり言って素人でもできるというデバイスです。病院用というよりも公共施設や駅など人が多く集まるところに置くべきデバイスです。写真のようにボタンが3つあって音声アナウンスに従って操作するだけです。まったく専門知識を必要としません。
 意識障害をおこして倒れている人を発見し、この除細動器があればボタン1を押します。電極板を患者さんの体に貼りなさいという音声案内に従って貼ると、患者さんの体に触れないでくださいと警告が出て、同時に心電図をとり器械が診断してくれます。意識障害の原因として除細動が必要と器械が判断したらボタンを押すように促されます。除細動の必要がない場合はそのことを教えてくれます。というわけで医者いらずの器械です。欠点としては150ジュール固定の除細動しかできないことです。大きな欠点ではありませんが、実は医者が主導権をとれないというのが最大の欠点かもしれません。
 心臓が心室細動などで機能的に心停止と同じ状態になった場合、10分以内に除細動をしなければ、1分ごとに10%の人が死んでいきます。つまり5分で半分の人が助からないわけですから、まさしく1分1秒を争うわけです。携帯電話で医者を呼んで除細動をする余裕はないわけです。予測されない心停止が起こった場合はまず除細動を試みながら医師の到着を待つということが現実的だし、そうしなければこの器械のメリットは生かされません。


14日(火曜日)
[アリセプト著効]アリセプトというアルツハイマー型痴呆治療薬があります。痴呆を薬で治してしまおうと虫のいいことは思っていませんが、何かしら期待をもって薬を出します。そして期待以上の効果がみられることがあります。
  今日訪問診療したおじいちゃんもそういう希有だが貴重な著効症例です。内服を初めて約1か月ですが、薬を飲み始めたころはほとんど横になって何もしない。食事もほとんど食べない。3週間前に私が訪問診療したときはちょうどリビングの隅に立って放尿中でした。そんな人が食事を食べるようになり、リビングの椅子にきちんと座って挨拶をし、私たちにねぎらいの言葉をかけてくれました。家族に訊いても見違えるほどしっかりしてきた。くすりのおかげだと家族で喜んでいますと言われました。確かにアリセプトを飲み始めて徐々にいい兆しがみえていました。いや〜とてもびっくりしました。
 もうひとりの著効症例は現在当院に入院中の人です。アリセプトを飲むようになってついにはHな言動がみられるようになったので奥さんの希望で内服を中止することになりました。そうしたら再び話もできないおとなしいおじいちゃんにもどってしまいました。もう一度くすりを飲むことになり、いま再び冗談を言ったり人間らしい表情になりました。ただし感情失禁がありますが。
 最近経験したアリセプトの著効例はこの2例です。ほんとうにびっくりしました。


13日(月曜日)
[つぶやき]休みをとると病院で何があったかわからないので不安になります。だから不安解消に休みの途中で電話を入れたり看護師から報告を受けたりします。私の場合は「みんなのオフィス」というグループウェブウェアーを使ってリアルタイムに休み中の病院の状況を知るという方法があります。これはあくまでもグループウェブウェアーに書き込んでもらわないと私には事実は伝達されません。
 実は先週の土曜日日曜日と二日間にわたって私は休みをとりました。この間のできごとは電話で知ったこと、「みんなのオフィス」で知ったことが混合しています。もし、何も知らないで月曜日出勤し、報告を受ければ驚きの連続でしょう。

 さて、今夜は医師会の忘年会があり、いま帰宅しました。ちょっと焼酎を飲みすぎたかなと反省しています。このままゴロッと布団に寝たいのですが、一行でもつぶやきを書こうとがんばってみました、では、おやすみなさい。


10日(金曜日)
[在宅心電図]いま、久し振りの夜間の往診から帰ってきました。患者さん宅で心電図をとりました。理由は虚血性心臓病とか完全房室ブロックなどを否定するためでした。筋電図が入り込んだ心電図だったので、100%否定できませんでしたが、たぶん高い確率で否定できたと思います。在宅で心電図をとるのは面倒ですが、自分も家族も納得できるからいいことです。

[つぶやき]当院ではまだインフルエンザの患者さんは発生していませんが、毎日インフルエンザの予防接種を受ける患者さんが来られます。また、感染性腸炎の患者さんが多いように思います。これも温かい12月の異変の表れでしょうか。
 本日昼には月1回開催の感染症対策委員会がありましたが、テーマはまさしくインフルエンザ。担当は外来。よくまとめていました。サーバに入ったデータを使って説明するところはなかなか憎い演出でした。


9日(木曜日)
[朝掃除]私の子どもたちが通う保育園の朝の雰囲気はとてもよいです。すがすがしい風景です。保育園の先生たちが箒(ホウキ)を持って園庭を掃いています。木の葉やゴミを拾い、きれいに箒の目をつけていきます。ひとりの先生だけでなく数人の先生たちが楽しそうに掃除をしています。そして、登園してくる園児や父兄にさわやかに朝の挨拶をされます。ほんとうに気持ちのいい光景です。園長先生も同様に箒を持って掃除をされていることには頭が下がる思いです。

[二枚舌]IBMがパソコン部門を中国の大手パソコン企業「レノボグループ」に売却しました。これはかなりショッキングなニュースでしょう。ここでも世界の大きな変革がおこっているようです。IBMは潔く作っても儲からないパソコン事業から手を引いたと単純に思われていますが、そうではないようです。
  IBMはインテルとマイクロソフトが独占していたパソコン市場に危機感を抱きながら自社パソコンにはインテル製CPUを使い、マイクロソフト社のWindowsを動かしていました。その一方で、IBMはアップルとモトローラと共同でPowerPC(G3,G4,G5)を開発生産しています。ここが二枚舌と言われる所以です。
 今回の決定によりIBMは二枚舌をやめ、インテルとマイクロソフトと完全に敵対することになります。IBMはアップルと組んで何かとてつもないことをするのではないかという憶測がアメリカ経済界では噂されているようですが、いずれにせよ、Windowsパソコンの価格破壊はさらに進み、中国製パソコンが市場に出回るようになりそうです。富士通、NEC、東芝といった日本企業のパソコンが危機に立たされることになります。
8日(水曜日)
[つぶやき]午前中は外来、午後は紹介状を書いたり、個人情報保護法の打ち合わせなどして意外と平凡な日でした。この個人情報保護法は来年4月施行の新しい法律ですが、明輝会全体がこの法律に従わなくてはなりません。法治国家の民として法律は無視できないわけですが、実に法律はわかりにくい。日本語が悪いのかその表現がまどろっこしく感じます。英語なら簡潔で理解しやすく、したがって頭に残ると思うほどです。
 かつて分子生物学的手法を使って実験していたとき、日本語のテキストよりも英語の方がすんなりわかるなあと思ったものです。法律の文章もそれに似ているのではないかとアレルギーが始まりました。

[朝鮮]横田めぐみさんの遺骨とされた骨はやはり他人のものであった。そのことがDNA鑑定であきらかにされたのですが、ほんと歯がゆい、もっと言えば日本がバカにされたような事実です。テレビをみていてほんと拉致被害者家族がかわいそうです。あまりの悲劇に翻弄され、北朝鮮という国家と日々闘っている拉致被害者家族たち。
 一方で日本は空前の韓流。北朝鮮まで百数十キロしか首都が離れていない韓国に。同じ朝鮮民族なのに。朝鮮戦争が勃発したとき38度線で南北に引き裂かれてしまいました。自分の考えで韓国に住んでいるとか、北朝鮮に住んでいるわけではないのです。朝鮮戦争が勃発したとき38度線よりも北に居たか南に居たかによって民の運命は決まったわけです。


7日(火曜日)
[マイアイポッド]私の2才の息子はiPod photoで音楽を聞きながらダンスします。1万5千曲の音楽と2万5千枚の写真が格納できる60GBのiPod photoなので、マイアイポッドとして大切に使っているのですが、ちょっとテーブルに置いているとこうして息子が使っているのです。ちなみに写真の黒いのは修正でサングラスではありません。

[KMUGレポート]第12回かごしまマックユーザグループの定例会のレポートがネットに掲載されました。私がkawaさんのハンドルネームで紹介されています。今回は写真と共に大きく取り上げられましたので、全国区デビューです。

[内村川上内科.jp]内村川上内科.jpが登録されました。早速、ブラウザソフトを立ち上げてアドレス欄に「http://www.内村川上内科.jp」と打ち込んでみてください。内村川上内科のホームページが開きましたか。開くはずです。
 これからは、日本語の入ったアドレスがはやると予想されます。そこで一足先に私は「内村川上内科.jp」のアドレスをゲットしました。
 たとえば、こんなのがあります。「http://東京ディズニーシー.jp/」 「http://楽天.jp/」「http://刻の一滴.jp/」「http://イチローへの手紙.jp/」「http://小野伸二.jp/」などがあります。
 一番普及しているInternet Explorerは実は一番おくれたソフトなので、日本語が読めないと思います。そのときは12月1日のつぶやきに解決方法が書いてあります。


6日(月曜日)
[つぶやき]休み明けの診療所はとてもいそがしいものでした。久し振りに昼休みに眠気を感じ、マウスをにぎったままパソコンの前で約10分間ほど居眠りしました。とても気持ちのいいものでした。我ながら疲れているのかなあと思いました。午後の外来も多く、訪問診療が済んだのは午後6時過ぎでした。それから病棟に登り、重症の何人かの診察をしました。帰り際にあるおばあちゃんに話しかけられ、しばらく右手を掴んだまま放しませんでした。さみしいのか、何か訴えたかったのでしょう。

[クリスマス]今年の冬は暖冬だそうで12月というのに昼間は暖かすぎてクーラーを使用することもあります。もちろん朝夕は寒く今朝は6℃でしたが、最高気温は20℃を越えているのです。
 といっても世間はクリスマスモードに突入し、あちこちできれいなイルミネーションが目立ちます。我が家もクリスマスツリーを出したりして一応クリスマスを演出しています。家の外にイルミネーションをしたいと考えていますが、実現できるか今週努力してみようと思っています。

 


3日(金曜日)
[つぶやき]朝早く(午前7時前)在宅患者さんが具合が悪いから診て欲しいという電話連絡がありました。すぐに診察した方がよい、しかも在宅ではなくて検査ができる病院の方がよいと判断し、救急車で8時に病院にきてほしいと家族に伝えてもらいました。
  さあ、我が家は大忙しです。まず、スローフードの二人の子どもに「早く食べなさい!」を連呼し、「早く食べ終わらないと連れていかないよ〜!」と脅し、次は半強制的に歯磨きと洗面を済ませました。「早く服を着替えなさ〜い!」母親も私に歩調を合わせます。やればできる!7時半には私の車に2人の子どもは乗って、保育園に着きました。そして保育園を離れようとすると、保育士の先生が「あの〜、おとうさん!きのうはすみませんでした」と頭をペコリと下げて謝りました。「いや〜、いいんですよ。急いでいますから。」実は、きのう2才の息子が保育園の庭にある小高い丘から転げ落ちて、小さな池、それは泥沼のような池に落ちてしまって、首から下は泥だらけになったのです。そのことを先生が謝っておられる。
  8時までに病院に着きました。着替えて外来で待ちました。当番の看護師さんもいっしょに待っています。しかし、待てどサイレンの音が聞こえません。自宅に電話してみました。家を出たことが確認されましたが、やはりサイレンの音が聞こえません。8時半になりました。もうすぐ金曜日の朝礼が始まります。
 やっと救急車が到着しました。サイレンは消していました。朝のラッシュアワーで狭い道で身動きできなかったためだとわかりました。患者さんが診察台に横になると、外来の看護師さんたちがいっせいに私の指示にしたがって処置にあたってくれました。おかげで本日の朝礼で話をすることができませんでした。一応用意はしていたのですが…。蛇足ですが、私の金曜日の朝礼で話したことは記録としてこのホームページのどこかで読むことができます。
  きのうのつぶやきで書きましたように現在男性の入院予定者はほとんどおられなくて、女性の入院希望者が多いのです。ということで、この問題を解決すべく病棟の大掛かりな部屋替えをお願いしました。病棟の看護師さん、ご苦労さんでした。


2日(木曜日)
[つぶやき]きょうの午前中は外来が少なく書類書きがはかどりました。たまった仕事が片づくと気持ちいいです。しかし、外来数が少ないと心配ですね。
 さて、毎日のつぶやきを書くにあたって病院内のできごとをなんでもネタにすることはできません。ネタは実にたくさんあります。しかし、プライバシーや守秘義務がからんで幾枚ものフィルターを通ってきたものを掲載しています。だからネタがあってもつぶやくネタはないということが起こりうるのです。
 本日、内村川上内科の病棟には男性ベッドが2床空いています。空くとすぐに次の人が入院するというのがこれまでの流れでしたが、その流れがストップしてしまいました。男性の予約がなく、女性の予約ばかりが多いのです。ちょっと困った状況になってきました。
 これらの空床の原因になった患者さんたちにこそネタ話がありますが、それこそ主治医だけの秘密なのです。

[アップル株]先月にも書きましたが、この円高ドル安の相場においてもアップル株は上昇し続けています。今年1月2000円以下の株価が本日6890円。アメリカで大人気のiPodが牽引力になっています。円高でなければ、株価は8000円ぐらいのはずです。やはり買っておけばよかった。しかし、東証外国部からアップルは撤退するようで12月25日を最後に株取引ができません。そういう意味では、買わないでおいてよかったと思います(一体、どっちじゃ!)。
 3年後には、4人に1人がiPodを持つだろうという予測があります。いまは作ればすぐに売れてしまうという状況です。ここ鹿児島ではiPodを知らない人の方が多いですが、地方よりも都会、日本よりも外国でiPod人気があります。そうはいっても結構日本でもiPodが売れたようで、西の関脇に上がっています。


1日(水曜日)
[師走の決意] 師走に入りました。ことしも残り31日。やり残したことをとにかく全部すませて新しい年を迎えようと思います。
 さて、きょうの午後は6人の訪問診療をしました。 というのも、最近、在宅患者さんが増えてきて回り切れないのです。しかも遠方の方がおられて片道30分近くかかることもあります。順番を考えて能率よく回らないと決められた2時間の枠で済みません。
 水曜日の午後は自由時間なのですが、最近は残業が多いように思います。やっと訪問診療を済ませて、夕方4時すぎからXserveG5をいじくりまわしました。
 最近の楽しみでもあり、悩みごとでもあるXserveG5君。 事実いじくりまわし過ぎて設定がどうなっているのか渾沌としてきたので、思いっきり再インストールしました。これから1か月かけてサーバー構築にじっくり取り組もうと思っています。

[日本語.jp]日本語.jpを登録してみました。これからは日本語のアドレスが使えるようになりましたので、「内村川上内科.jp]というサイト名を取得しました。ちょうどキャンペーン期間中で初期登録料と1年分の会費が無料です。
 ほとんどの人が使っているIE(Internet Explorer)は日本語を読み込めません。ですからi-NavJ-Wordをインストールしなければならないそうです。もちろん私が日常的に使っているSafari、最近IEからの乗り換えが急増しているFireFox(私も時々使っています)ではそのまま使えます。

 

 
 
明輝会トップにもどる