つぶやき 3月
 

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内村川上内科の入院状況 入院患者数 男12人 女7人、入院予約数 男5人 女7人  (2006年3月31日現在)


31日(金曜日)
[新しい医療報酬制度・介護報酬制度] きょうで3月が終わります。あしたから4月。あたりまえですが、一晩で別世界になります。いよいよ新しい医療報酬制度・介護報酬制度のもと仕事をおこなっていきます。
 また、 あすの朝は、入社式で始まります。どんな新人が何人ぐらい入ってくるのでしょうか。仕事に対して意欲的、チームワークを保てること、時間をうまく使える、こんなことを要求したら酷でしょうか。


30日(木曜日)
[つぶやき] 見えないプレッシャーがあります。4月1日からスタートする新しい診療報酬のもと、新しいORCAがトラブルなく動くだろうかということです。受付と医事課が中心になってがんばっているようですが、当日にならないとうまくいくかどうかわかりません。
 今夜も保険診療研修会に出席するために鹿児島県医師会館に行ってきました。連夜ちょっと疲れました。研修会の内容は例年とほぼ同じで退屈でほとんど眠っていました。


29日(水曜日)
[つぶやき] 昼から床屋に行き、夜は鹿児島市上町支部会の役員引き継ぎ会に出席しました。支部長・副支部長の仕事の内容の説明などの話し合いに続いて、やはり、割り箸事件が話題になりましたが、それ以上に福島県で起きた産婦人科医の逮捕された事件が話題になりました。
 産婦人科医の間でこの事件はかなりの影響があるらしく、いよいよ産婦人科医不足の問題は解決不可能に近い事態になったようです。もしかすると、これから想像を絶するような日本になるかもしれません。
  政府やマスコミが今、軌道修正に努力すればいいかもしれませんが、すでに日本中の産婦人科医は完全にやる気を失っています。逮捕者の出た福島県内の一人産婦人科医院はすべてお産をすることを止めたそうです。ただでさえ重労働であるお産の仕事でミスしたら犯罪者になる可能性があれば、もうやりたくなくなるのは当然だと思います。これによって福島県の地方にある人産婦人科医院はお産をやめてしまったということです。この流れは全国に広がって行くと思われます。すでに 今年の医学部卒業生には影響が出始めていて、今年産婦人科になろうという先生は例年の3分の1に減ってしまったし、そのうちのほとんどは不妊治療の道を希望していて、お産のできる本来の産婦人科医は極端に少なくなったのです。このままこの傾向が進めば、日本は本当にたいへんなことになってしまいます。つまり、お産のために中国や韓国に行かないと行かないと安心して子どもを産めなくなるなんて、嘘みたいなことになりかねないのです。


28日(火曜日)
[割り箸事件] 7年前に起こった、割り箸が小脳に刺さって亡くなった4歳男児を診察した耳鼻科医の診療に医療ミスがあったかどうかという裁判に無罪判決が出ました。この事件に私は強い関心を持っていました。正しい情報が伝えられないまま、原告(死亡した4歳男児の両親)とマスコミ主導で裁判が進んでいるようで、被告耳鼻科医にとって辛い判決が出るのかと思いましたが、無罪でホッとしています。
 まず、マスコミは男児を失った両親は救急外来の医師に割り箸の先がなくなってみつからないということを伝えていないということを伝えていません。子どもがぐったりしているのは、さっきまで加えていた割り箸の一部が体に刺さっているかもしれないということを医師が想像できるような情報を両親が伝えていません。正しく診断できるために、くわしい情報を両親が耳鼻科医に伝えなかったから、脳に割り箸が刺さるという通常起こりえないことを想像しなかったと思います。この点はほとんどマスコミは一般の人には伝えていなくて、遺族の感情論だけを強調し、状況をつかめないで誤診した医師を犯罪者にしようとしていました。
 今回の判決で無罪であったので、犯罪者にはなりませんでしたが、医師の過失を指摘されました。ということは、救急外来において、ぐったりした患者さんを診察した場合、CT、脳波など詳しい検査を過剰なまでもおこなわないと、もしあとで不幸な事態になれば、医師の過失になるわけです。大学病院という大病院においても夜間にCT,MRIを撮ることは大変な労力です。医師、看護師、放射線技師、などマンパワーも必要です。やはり、問診で知り得た範囲で適切な検査処置をしていることに犯罪性を問うのはおかしいと思うのです。
 また、親の監督責任は問われないのかという意見もあります。割り箸を加えて走り回る4歳の我が子に対して注意し、それをやめさせるのが親だと思うのですが、この点においてこの両親は無関心だったらしい。しかも、帰宅後、徹夜で仕事をして、朝、子どもから4歳の男児が冷たくなっていると知らされ、そこで初めて我が子が死んだことを知ったわけです。もし、私ならば仕事などしないで、ぐったりしている子どもに付き添い、もう一度別の病院を探すと思います。
  自分のとった行動について反省せず、すべての責任を診察した耳鼻科医に負わせている両親の態度には少しも同情できません。ましてや、この事件後、我が子の死について本を出版し、多額の印税を稼いでいるという事実を知って、一番可哀想なのは犠牲になった4歳男児、一番気の毒なのは、犠牲になった4歳男児を診察した医師ではないでしょうか。
 マスコミには事件を正しく伝えてもらわないと、私たちの日々の医療がますますやりにくくなります。


27日(月曜日)
[サクラの花] 訪問診療で走り回ると、サクラが本当にきれいです。写真は病棟と事務棟を背景にサクラと岩ツツジを写したものです。訪問診療の途中で車を停めてサクラの花をパチリと写す時間的な余裕はありませんが、サクラの美しさに励まされながら走り回っているのは事実です。
 来月から改定された診療報酬制度が動き出しますが、その影響はすでに出始めている気がします。患者さんの移動が始まっています。



26日(日曜日)
[お花見] 桜の下でバーベキュー。恒例の新人さんの抱負を聞きました。私は1時間遅れで到着しましたが、それまで炭おこしに苦労したとか。みんな楽しそうに食べたり飲んだりしておりました。


25日(土曜日)
[雑草取り、そして花見] 久しぶりに自宅庭を見てびっくりしました。早春のシンボルはすでに散って、芝に雑草が襲いかかっています。写真でも撮ろうと悠長な気持ちは捨てて、着替えて雑草取りをしました。結構根の浅い雑草だったので、2時間ばかりでポリ袋2つの成果です。しばらく毎朝早起きして雑草取りに専念しないといけないかも。
 さて、今夜は明輝会主催のお花見があります。診療所敷地内のサクラを見てバーベキューしようという明輝会レクレーション班の毎年恒例の行事です。診療所敷地内のサクラを見るのは区画整理事業によって今年が最後になりそうです。


24日(金曜日)
[グループホームひばり] すばらしいグループホームを見てきました。地域(近所)との関わりを強く意識した建物になっています。写真は中庭の中央にあるライトアップしたサクラです。植え替えたばかりなのに花を咲かせるなんてとびっくりしました。実物は淡いピンクがとても優しく感じられるのですが、残念ながら、写真にはそこの雰囲気が出ていません。
 ここのグループホームの特徴ある建物の天井は太くて高い飫肥杉を支柱にしており、その最上部から16本の木が等角度で360度広がり、ちょうど傘の裏のような、私個人としてはガゼボの屋根裏に似ていると思いましたが、そんな構造となっています。
 グループホームひばりには、個室が21あります。そのうち認知症の方の個室として18、一時的な宿泊(ショートステイ)用の部屋として3つあります。一つ一つの部屋の広さですが、これまで当法人が作ったグループホームの個室よりも明らかに広いです。しかも中庭と反対側にはウッドデッキがあります。当然、当法人のグループホームの中では一番個室料が高く設定されているそうです。
 もし火災が発生したら、どこからも簡単に中庭に出ることができます。長崎県で死者7人を出すグループホーム火災がありましたが、グループホームひばりのようにどこからでも戸外に脱出できることは消防上安全です。



23日(木曜日)
[MacBook Pro]  やっとMacBook Proが手元に届きました。注文してから約2ヶ月かかっています。写真のような、黒い紙のケースにコンパクトに納められています。
  早速、DreamweaverMXをインストールして「つぶやき」の更新をしようと思いましたが、うまくいきません。ファイルをインターネットで送ろうとするとアプリケーションが強制終了してしまいます。どうやらDreamweaverMXが古すぎて(確か2003年に購入)、新しいOSと相性が悪いようです。たったこれだけのことがわかるまでにいろんなことを試しました。それで最新版のDreamweaver8のお試し版をドウンロードして使うことにしました。30日間は無料で使うことができますが、あとはお金を払って使わないといけません。それが高いのです。Dreamweaver8単体で50400円、アップグレード版で25200円です。Firework8もFlashもほしいのですが、これらすべて最新版にするとStudio8という126000円もする高価なアプリケーションです。こうしてストレスなく自宅からつぶやきを更新するためには、少なくともDreamweaver8は必要です。

 さて、マックブックの使用感ですが、可もなく不可もなくといった感じです。アプリケーションがインテル用に最適化されたアプリケーションを使っていないので、速いという印象はありません。PowerPC用のアプリケーションが問題なく動くということだけでもすごいと思います。ロゼッタという技術でこのことが可能になっているそうです。


22日(水曜日)
[診療所移転打ち合わせ] 7回目の診療所移転建て直しの打ち合わせしました。 今回は病棟師長さん、管理栄養士さんが参加しての打ち合わせです。いっそう突っ込んだ話の内容になりました。外壁のCGを見て、俄然現実感が沸いてきました。午後2時から4時すぎまで熱心に打ち合わせをしました。次は4月4日だそうです。


21日(火曜日)
[KKBこども博そしてWBC王ジャパン優勝] 春分の日、KKBこども博に連れていくという子どもとの約束を果たすべく朝早くから鹿児島市七ツ島1号用地(石川島播磨重工業内会場)まで行きました。実は、19日日曜日も同じこども博に息子だけを連れていったのです。きょうは、息子と娘の2人を連れて2回目の来場です。キャラクターショーの内容が異なるので、子どもにとっては、おとといときょうでは楽しみが違うらしいのです。2回も来る親がいるんだろうかと思いながら、朝9時に自宅を出発しました。吉野インターから谷山インターまでを有料道路で、そこを出たら10分ばかりで到着します。所要時間片道約40分でした。
 こども博は当然親子連ればかり。まれにおじいちゃんやおばあちゃんも同伴している家族もあります。1つ1つの乗り物や遊戯は無料ですが、5分から10分並んで待たないといけません。トイレも並ばないといけないほど人が多いのです。キャラクターショーは1時間前から陣取って待たないといけません。昼過ぎにはすっかり疲れ切ってしまいました。やっと帰ることになりました。
 見たかった ワールド・ベースボール・クラシック(WBC) はどうなったのだろうと車のテレビをつけてみると、6対3で日本がキューバにリードしているではありませんか。すごい!まだ6回でまだまだ観戦を楽しめるとうれしくなりました。急いで帰って最後の優勝決定シーンを自宅で見る事ができました。イチローも、松坂もみんな喜んでいました。王監督が宙に舞ったときは、本当によかったと思いました。
 王さんは、かつて巨人の監督を務めたのはまだ現役を退いてまもなくで、選手との壁が大きく、選手と監督の関係が悪く、決して良い監督ではありませんでした。しかし、九州博多に来てダイエーの監督になって少しずつ選手に好かれるファンに好かれる監督に変わっていきました。
 今度のWBCの日本チームは最高だ、ここで解散するもが寂しいというコメントをメンバーがよく口にします。イチローの影響も大きいのでしょうが、王監督の影響もあるのだと思います。868本のホームランを打った世界の王からファンと選手のことを知っている監督になったからだと思います。チームリーダは偉いとあぐらをかいていてはいけないんですね。共に汗を流すことが大事なんですね。

20日(月曜日)
[つぶやき] 本日、つぶやきを書く暇がないほど忙しいです。 はやく自宅で夜、ゆっくりとつぶやける状況になりたいです。そのためには今週、MacBook Proが手に入らないかな〜。
  先週土曜日、参加した鹿児島マックユーザーの会では早速MacBook Proを使っている人がいました。うらやまし〜。では、きょうはここまで。


17日(金曜日)
[つぶやき] 今日一日、疲れました。 今月は非常勤の先生方が学会参加で休みをとっているので、訪問診療の負担が大きいです。しかも、昼休みに会議があって、昼休みなしの連続で仕事です。 久しぶりのぼやきになりました。
 しかし、訪問診療しながら外をくるまで走っていると、 春だなあと感じます。春の花がいっぱい咲いています。思わず立ち止まって写真を撮りたいと思うのですが、訪問診療時間は2時間と限られているので余裕がなく残念です。きれいな写真をここにアップできるような余裕がほしいです。


16日(木曜日)
[Wine Style]  電子カルテWine Styleの導入に向けて、実際にWine Styleをご使用になっている診療所を見学することにしました。百聞は一見に如かずですから。早速、Wine Styleユーザーの先生にアポイントメントをとりました。来月19日に見学予定です。

[金製名刺] ゴールドの名刺が届きました。昨年開催した内村川上内科開院30周年記念事業のときに作ってもらったものです。なにか悪趣味な感じですが、某社がサービスとして作りませんかと誘われたので喜んで作ってもらいました。


15日(水曜日)
[鹿児島市医師会上町支部会] 鹿児島市医師会上町支部会の来年度の副支部長に指名されてしまいました。どうやら支部長、副支部長は持ち回りで、今年はやらざるを得ないようです。本当にいそがしい年度になりそうです。



14日(火曜日)
[診療所移転打ち合わせ] 6回目の診療所移転建て直しの打ち合わせしました。 これで最後と思ったのが5回目の打ち合わせだったのですが、各部署に要望を訊いたところたくさんの要望が寄せられました。多くの目、頭で考えると、いろんな要望があるものです。なかには、なるほどというものもあるし、建設とはまったく関係ないことの要望も書かれていたし、どうしてもできないことの要望もありました。
 これらを1つ1つ読み上げて、建築士さんと問題解決に努めました。もう一度、図面を引き直し、来週水曜日に再度話し合いをもつことになりました。
 新しい診療所になるにあたり、当院は電子カルテを導入するわけですが、電子カルテ導入にあたり、当院の場合、ペーパーカルテが完全になくなるわけではありません。在宅医療をしていること、病棟があること、他の医療機関や介護施設からの書類を管理していることを考慮すると、完全ペーパーレスにはいきません。しかし、処方を始め、病歴、所見、バイタルサインの記載、あるいは各種指導管理料の内容など、マウスで選んで書くことになります。この点がとても便利です。カルテにハンコを押す必要もありません。

13日(月曜日)
[CT導入]  CT導入にあたり某メーカーと話し合いを持ちました。導入実績が一番多いメーカーと言えば、おのずとバレテしまいますが、本体価格は当然、今後のサポート体制、CT室の設計まで踏み込んで話ました。今回のCTの件については、副院長の意気込みがすごくて、放射線科出身という血が騒いでいるのでしょうか。

[アソシエイト(アフィリエイト)パートナー] ホームページトップのデザインが少し変わったことにお気づきでしょうか。Amazon co.jpの店を開店しました(^○^)/。
  iTunes Music Storeに続いて、Apple StoreとAmazon co.jpのアソシエイト(アフィリエイト)パートナーの契約を結んだのです。私個人は、本やパソコン関連グッズなどをAmazon co.jpから、MacやiPod関連グッズをApple Storeから購入することが多いので、ホームページに店を構えた次第です。これから、みなさんも利用してください。よろしくお願いします。
 店のマージンですが、Amazon co.jpが3〜9%、Apple Storeが1%です。Amazon co.jpの方は現金ではなくて、Amazon co.jpの商品券、Apple Storeは現金で支払われます。


12日(日曜日)
[日曜当番医] 本日、日曜当番医です。午前中にかぜの患者さんが18人みえました。暇でもなく、でも忙しくもなくといったところです。当然ですが、全員、初診の患者さんで、吉野町・下田町・川上町か、その近辺の人たちです。一人、桜ケ丘(大学病院の近く)から来られた患者さんがいたので、訊いてみると、おじいちゃんが吉野に住んでいるから場所がわかるという理由でわざわざ桜ケ丘から来ているのでした。
 午後からは14人、そのうち1人はA型インフルエンザでありました。もうインフルエンザはないと思っていたのに。よくお話を訊いてみると、東京に行っていたらしいです。なるほど。

 きのうまで春の陽気だったのに、きょう昼ごろから急に寒くなってきました。天気予報によると、今夜は小雪がちらつくといっています。こんなに気候の変化が大きいと、体調を崩す人が出てきそうです。


11日(土曜日)
[仰烏帽子登山記録]  仰烏帽子登山記録を書き足しました。読んでください。 enterteinment にあります。


10日(金曜日)
[CT導入] なかなかMacBookProが入荷しないので、一日遅れでつぶやきを書いております。
 ここ2,3日、新しい診療所にCTを入れるかどうか、入れるならば、どこ製のどのCTで、疾患ターゲットはなにか、などを副院長である妻とじっくりと話しました。妻は放射線科出身なのでCTの話になると、少しエキサイトします。CT導入には非常に慎重です。以前は、CT導入反対でしたが、どうしてもニーズがあるし、疾患ターゲットを決めてCTを撮るということで、導入することになりましたが、導入には主導権を持つことになりました。そのパワーはすごいものです。半日で放射線科のいろんな先生に電話をかけて、情報を収集しています。来週には業者を呼んで、詳しい説明を受ける段取りまで済んでいます。


9日(木曜日)
[グループホームひばり] グループホームひばりの広告ができ上がりました。 オープンは4月1日だそうです。写真がすごいので、どこから撮ったんだろうと尋ねたら、ろうけん青空の後藤課長が屋根に昇って撮影したらしい。とても視線がよくてシンボルハウスがよく写っています。


8日(水曜日)
[診療報酬改定] 4月1日からの診療報酬改定に向けてのミニ勉強会をしました。これまでの制度のどこがどのように変わるのかということを看護師さんやパラメディカルの人は具体的によく知らないので、当院に関連のあるところだけをコピーして資料としました。
  在宅医療の分野の改定内容についてはとくに力を入れて説明しましたが、実際問題は当院としてどのように対応していくかということがまだ決まっていないことです。 在宅医療の分野は改定によって診療報酬がおおよそ上がりますが、これは患者さんにとっては負担増になるわけです。これまで5千円払っていた患者さんが4月から7千円払わないといけなくなるわけです。これを患者さんがどう受け取りどのように対応するか、それに対して診療所としてどのように対応するかということを決めないといけないと思っています。
  4月1日からの診療報酬改定により外来レセコンのプログラムが変更になります。しかも当院は、日医総研のORCA(Online Receipt Computer Advantage)プロジェクトで開発された日医標準レセプトソフトを4月1日から使うことにしましたので、もう医事課、受付が大変です。日医標準レセプトソフトは、Linuxを基本OSとしますから、WindowsOSやMacOSと少々勝手が違います。しかし、導入コストは非常に安いし、将来性があるので、これしかないのです。私はもっと前からORCA導入を考えていましたが、お尻に火がつかないと動かないのが人間、やっとORCA導入となりました。是非、がんばって、扱いやすい、ORCAシステムにしてほしいと思います。
 また、今度の4月1日からの診療報酬改定で3点のIT加算も付いたことだし、ORCAに続いて、今年中に電子カルテも導入したいと思います。 電子カルテは、WINE Styleの予定でORCAと連動します。
  私は去年から電子カルテ導入に向けて有志を集めて毎週1回勉強会をしています。いよいよ本格的な活動期になったようです。


7日(火曜日)
[診療所移転打ち合わせ] 5回目の診療所移転建て直しの打ち合わせしました。基本的なレイアウトはほぼ固まった感じです。次回までに全職員にも図面を見てもらって、微調整してから最終決定になります。
 工期は7か月程度で、今年7月着工、来年1月完成。2月引っ越しとなりそうです。


6日(月曜日)
[NPO法人在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク] 朝から雨がよく降ります。それも冷たい雨です。ちょっと訪問診療が辛いでした。
 訪問診療と言えば、昨日、NPO法人在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークのプレ鹿児島大会が鹿児島大学稲盛会館で開かれ、私も参加してきました。パラメディカルの方々の参加が多く、かなりの熱気だったと思います。日ごろ私たちが感じていることを再確認することが多かったように思いますが、それでもパラメディカルの方々にパワフルな人が多いのには改めて驚きました。
  在宅医療の分野においてドクターの意識改革が必要であると力説されていましたが、私としてはドクター全員がそうある必要はないと思うし、ドクターはドクターというスタンスを失ってはいけないと思いました。

[NIPPV] 血液ガス分析が院内で行えるようになって2人の命が救われたと思います。迅速に血液ガスデータが得られ、即座に治療方針をたてられるからです。今、病棟から人工呼吸器(NIPPV)を初めて装着して院長室に帰ってきました。患者さんの家族に人工呼吸器装着の同意を得たときは意識消失寸前でしたが、すぐにNIPPVを装着し、みるみる患者さんの顔色がよくなり、コミュニケーションがとれるようになりました。久しぶりにNIPPVの驚異的な効果を垣間見ました。


4日(土曜日)
[記録写真] 午後、非常に天気が良いので、取り壊される前に診療所や本宅の写真をいっぱい撮りました。 この写真の公開はできませんが、記録として いっぱいパソコンにため込んでいこうと思います。

[仰烏帽子山登山記録] 仰烏帽子山の登山記録を書き始めました。少しずつ書きますから、時々覗いてみてください。enterteinmentにあります。

[ブログのゲート] すでに気づいておられると思いますが、右上に「ブログのゲート」という入り口を作りました。中でみなさんもブログを作ってほしいのです。一番バッターとして私が「ブログ思うこと」というブログを立ち上げました。
  だれでもここでブログを作ってください。やってみたい方は、私宛(s-kaawakami@meikikai.or.jp)にハンドルネームとパスワード(1つ以上の英字と数字を含む6文字)を書いでメールを下されば、ログインIDをお教えします。


3日(金曜日)
[ペグ造設] 久しぶりに胃瘻造設をしました。みんなは「ペグ造設」 と呼んでいます。 トラブルもなくうまくいきました。
 今回のペグは、この患者さんにとって2回目です。ペグ周囲から注入食が漏れるようになったから、思い切って入れ替えることにしました。カテーテルサイズを替えて様子をみたらという意見もありましたが、これまでそのようにしてうまくいったことがないように思います。注入食のリークで腹膜炎を起こすよりも入れ替えた方が安心だし、早道だと思います。
 また、家族背景のことを考えると、早く対応すること、確実に対応することが大切と考え、入れ替えることをベストと考えました。


2日(木曜日)
[マーゲンチューブ] 「マーゲンチューブを入れる」とは、鼻の穴から胃の中まで水分や流動食を入れるためのチューブを入れることを言います。看護師さんが何十回やっても(約1時間チャレンジしたと聞きました)マーゲンチューブを入れることができなかったのを、私が成功しました。
 私は、「マーゲンチューブを入れる」 ことはうまいのです。対象患者さんの意識レベルが低いほど、コミュニケーションがとれないケース程、私は上手にマーゲンチューブを入れることができます。
  それは、なぜでしょうか。 それは、私が実験動物として使っていたニホンザルにマーゲンチューブを入れていたからです。ニホンザルに麻酔をかけて眠らせて、麻酔が覚めるまでの間にマーゲンチューブを入れ、くすりを飲ませていました。だから意識レベルが低いほど、コミュニケーションがとれない程、マーゲンチューブを入れるのがうまいのです。

[ひな祭り]  もうすぐひな祭りなので、今年もひな壇を持ち出して組み立てました。毎年、飾りものの位置がわからず困ってしまうのですが、今年は昨年撮影した写真を子どもに見せて人形や飾り物を並べさせました。私は押し入れからひな壇セットを運んで、土台を組み立てるだけという楽をさせてもらいました。


1日(水曜日)
[つぶやき] なんだか肌寒い雨模様。3月になったのでこのまま春に一気になるのかと思いきや、そうではありません。三寒四温とはよくいったものです。
 さて、久しぶりにフィットネスクラブに行きました。iPodで音楽を聴きながら目をつぶり汗を流していると、
「川上さん、お久しぶりです。がんばっていらっしゃいますね〜。どうぞ、どうぞ、運動を続けながらお話してください。」
と、若い女性の声。 一瞬びっくりして目を開けてみると、私担当のインストラクターでした。先程、受付の奥におられたのを見ましたが、遠かったので挨拶しなかったのです。
「ほんと、久しぶりリなんですよ。全然、(運動の)効果が顕れないし、忙しくてなかなか来れないし。もうやめようかななんて考えたくらいですよ。」
「そんなおっしゃらないでください。川上さん、がんばっていらっしゃいますよ〜。」
 私がフィットネスクラブをやめようかと思ったのは事実で、今でも少しぐらついています。脱会はさせませんよという彼女の強い意思が、優しい笑顔と言葉で伝えられ、やめようかなという気持ちがなくなりました。もうしばらく忙しい合間に時間をみつけてここにやって来ようと思いました。