8月のつぶやき Written By Shuichi Kawakami M.D.
 

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31日(木曜日)
[つぶやき] マックとウィンドウズが同じパソコンで使えるBoot Campというソフトのアップデートをしていたらいつの間にか8月が終わっていました。アップデートそのものは簡単で時間もかからないのですが、久しぶりにウィンドウズを立ち上げたらセキュリティーソフトのノートン先生からさかんにウイルスとスパム対策のダウンロードを促され、これに多大な時間がかかってしまいました。
 Boot Camp1.1にアップデートしてほとんど100%、Mac Book Proがウィンドウズパソコンになりました。私としてはUSENのGyaOしか見る目的はないのですが…。

 さて、8月最後の日も、仕事に追われて終わりました。明日から新しく私の仕事をサポートをしてくれる人が入れ替わります。今度の人は、私のつぶやきを見て内村川上内科で働きたいと感じたらしく、その意気込みを早速掲示板に書き込んでいます。「よく働き(学び)、よく遊び」をモットーにがんばってほしいです。


30日(水曜日)
[ソニー製電池発火で思うこと] ソニー製のリチウム電池が原因で発火する可能性のあるパソコンとしてデルやアップルの名前が上がっていましたが、今朝のNHKのトップ5ニュースでアップルのiBookやPowerBookG4から出火したと報道していました。ここまで騒がれると、さすがの私も心配になり、最近使っていないPowerBookG4のリチウム電池のシリアル番号を見てみました。さいわい、私のパソコンは大丈夫でしたが、法人所有のiBookはみごとシリアル番号が当たりました。早速、無償交換プログラムを受けることになります。
 この電池発火の騒ぎによってソニーは数百億円の出資だそうです。やっと経営が上昇に転じてきたソニーですが、ここにきてちょっとダメージで済むか、大きくイメージダウンになるか、今後の対応で決まりそうです。さいわい、デルもアップルもソニーに対して好意的であるのでこれ以上大きな問題にはならないでしょう。

 ITの話題で気になるのは、巨人マイクロソフトと新巨人グーグルの対決です。ソフト(アプリケーション)を売って儲かってきたマイクロソフトに対抗してグーグルはソフトを無料で配布します。これに対してマイクロソフトは驚異を感じ、あらゆる手段で対抗しようとしています。
 グーグルは これまで検索サービスだけ無料でしたが、インターネットを使えば、エクセルやワードと同じソフトが使えます。この流れは、アメリカから世界に拡大しつつあります。やがて日本でもわざわざエクセルやワードを買う必要がなくなるというわけです。この考えが世界中に拡がればマイクロソフトの収益は大幅にダウンになります。
 ちなみに、アップルとグーグルは仲が良くて最近グーグルのCEOがアップルの取締役に任命されました
 もう一つ、マイクロソフトを悩ませていることは欧州においてウィンドウズがEU独禁法に触れるとされ、650億円相当の制裁金の支払い命令を受けていること。来年1月に発売されるウィンドウズビスタが欧州で発売されればさらに2倍の追加制裁金が決定することです。
 
  ということで、どの企業とどの企業が繋がっているのかわからず、将来、何が起こるかわからないのがITの業界です。


29日(火曜日)
[つぶやき] 基礎工事がまだ終わりません。朝、院長室に入る前に工事現場を眺めてクレーン車が動いたり、トラックが資材を降ろしたりする様子を見るのが楽しみです。きのうに比べてどれくらい工事がすすんだか確認します。
 在宅支援センターの建物の一部が取り壊されました。したがって支援センターの人たちはすでに手狭な仕事環境になっています。また、工事現場の真横で常時地震が起きています。地震と狭い仕事場でたいへんでしょうが、新しい仕事場ができるまで辛抱してほしいと思います。しかし〜、その新しい支援センターも実は狭いのです。区画整理事業のためいろいろと制約があって通所リハビリセンターの建物中に支援センターが組み込まれることになっています。将来的には別地に広く支援センターができるものと思っています。
 さて、外来に置いているCRP測定と血算ができる器械が壊れてしまい、白血球分類までわかるデモ用器械を置いてもらいました。そのデモ器械も1日で調子悪くなってしまいました。白血球分類が即時にわかるのはインターフェロン治療中の患者さんには朗報だなと思っていた矢先でしたが、デモ器械がかくもすぐに調子が悪くなるなんてと不安になります。それ以上にこの器械がないと、外来診療も在宅医療も困ります。是非とも必要な器械の一つです。

※かぶとの森のアトラスオオカブトの写真を28日のつぶやきに掲載しました。


28日(月曜日)
[つぶやき] 掲示板がにぎやかでうれしいです。常連コメンテーターの石山さん、法人論客小牧事務長、熱血隊長ニューグランドさん、がいらっしゃいます。本日、彗星のごとく登場したフレディーさんがするどい意見を書かれています。
 もっとも毎日変な自動書き込みがありますが、管理人がセッセッと削除しております。
  みなさんもここぞという書き込みを見たり、あるいは自分から発言したいときには、どうぞ掲示板に書き込んでください。

[アトラスオオカブト] 27日は夏休み最後の日曜日だったので子どもを連れて霧島方面に行きました。2人の子どもはいつものお決まりの場所でお気に入りの遊びをしました。その中で夏休み子ども企画として「かぶと虫の森」を探検しようというのがありました。入場料が300円で森の中にはたくさんのかぶと虫がいます。ほしいかぶと虫は1匹800円で買い取ることができます。1回1000円でヘラクレスオオカブトが当たるかもしれないくじがありましたが、無難にアトラスオオカブトを800円で買い取ることにしました。それでも子どもはおおはしゃぎ、つい私も少年にもどってしまっていました。
 アトラスオオカブトは夜になると活動始めていろんな音を出すのでちょっと怖い存在です。初日の夜は、小人(こびと)が話をしているのかと錯覚するような声がしました。そっと近づくとアトラスオオカブトが音を発てていました。


25日(金曜日)
[つぶやき] 夜は病棟の歓送迎会に招待されていて参加予定でしたが、子ども(息子)が夕方になって急に発熱したので参加を見送りました。とても残念です。厚生労働省の療養病床減らし政策のあおりを受けて当院でも人事の移動がありました。慣れ親しんだ病棟の勤務を離れざるを負えない立場の人が出てしまったのです。それに伴う歓送迎会でした。
 厚労省の推し進める施策によって看護師さんが全国的に不足していますが、当院もあと1〜2名ほしいところです。大学病院や大病院は相当規模の募集をやっていると聞きます。たとえば、鹿児島大学病院が150名、鹿児島市医師会病院が60名、鹿児島市立病院が30名、などです。
 話が飛んでしまいましたが、当院も一般病床と療養病床の割合を決めないといけない時期に来ています。来週早々にも関係者が会って最適な割合を出したいと考えています。

 さて、話はまたまた飛びますが、横浜市の産婦人科病院において看護師や准看護師に内診をさせていたという実態について厚労省の川崎大臣が「こんな違法行為はあってはならない。内診は法律上医師と助産師に許されている医療行為であって看護師や准看護師がおこなってはならない。診療所において助産師が不足している実態は把握しているが、病院においても助産師不足があるのか緊急に調査したい。」というコメントを出して全国の産婦人科病院の実態調査を始めるようですが、これによって次々と違法行為を発見していったらただでさえ足りない産婦人科病院が絶望的な不足になるでしょう。先にあった福島県のお産の事件に続いて産科の先生たちはもう完全にやる気を失ってしまって日本にはお産難民が続出しそうです。
 そもそも、すでに産婦人科学会は助産師の不足を指摘し看護師に内診だけ認めるように問題提起していたのにそれに耳を貸さないでいきなり違法行為だからと現場の現状を知らずして国家権力を介入する今の風潮は非常におかしい。その一方で医師が労働基準法無視の過酷な労働を強いられているのは無視されています。全国の医師全員が法律を遵守して働いたら医療を受けられない患者さんがいっぱい出て、困ってしまうのは患者さんたちです。それがわかっているから医師は労働時間をはるかに超過して働いているのです。
 厚生労働省のダブルスタンダードにはあきれてしまいます。今度の実態調査の結果、問題はさらに拡大して収拾がつかなくなるかもしれません。


24日(木曜日)
[つぶやき] 新クリニックの建築について患者さんや来訪者からよく質問を受けるようになりました。今基礎工事中できょうは写真のようなところまで来ました。地面に深い溝を掘ってその底を水平にコンクリートで固めてあります。次は垂直に柱が立っていくと思われますが、毎日暑すぎて現場での肉体労働はとっても大変でしょう。ご苦労様と労いの言葉をかけてあげたいです。

[訪問看護師さんへ] きょうも訪問看護師さんにいつもご苦労様とお礼を言いたいです。
  毎朝、私は外来日誌を見て印鑑を押しますが、最近、深夜2時や3時に呼ばれています。しかもそれが、1回だけでなく2回も3回も在宅を訪問したという記録が目に入ります。一晩に1回以上、訪問しているのです。
  最近、重症な患者さんからの呼び出しが多いという事情があるというばかりでなく、そうでない患者さんからも深夜呼び出されています。イヤな顔一つせず、仕事ですからと患者さん宅を訪問しているのがえらいです。
  いつでも困ったら電話してくださいと普段から言っているんだから仕方ないのではと言われればそれまでですが、深夜の訪問は実際本当にたいへんです。往診ならば医者と看護師と2人ですから精神的にも少し安心がありますが、看護師一人で訪問はある一定水準以上の技術を持ち合わせていないとできません。普段から患者さんのことを熟知していないとできません。
 当院にはこのような訪問看護師さんが数名して200人ほどの在宅患者さんに対応しています。


23日(水曜日)
[つぶやき] 電子カルテWINE Styleのベンダーさんとファリングシステムのベンダーさん、そしてレセコンORCAサポート業者さんが院長室に見えて情報交換をしました。1サーバー、4クライアントで来年1月末から電子カルテを使っての医療をおこないたいと思います。サーバーはインテル製Xserve、クライアントはMac Pro,Mac mini,2iMacです。すべてインテルマックです。ベンダーさんによると鹿児島県で一番に電子カルテWINE Styleを導入することになりそうです。
 今回は、10月1日から働いてくれるSEさんも同席してもらい、ベンダーさんが帰ってからも熱心にSEさんと今後の仕事ことを検討しました。SEさんにはやってほしいことがいっぱいあります。その詳細は企業秘密ですが、それにより法人のよりいっそうの信頼拡大、業績拡大になればと期待しております。


22日(火曜日)
[つぶやき] 鹿児島市医師会上町支部と錦江支部を合同して北区と呼びますが、北区親睦会がありました。参加者が40人程度でしたが、情報交換をして実に有意義な時間を過ごせました。
 ところで来月21日に日本医師会常任理事と日医総研の方の2人が当院を視察に来られることが決定しました。有床診療所の在宅医療に対する取り組み(実態)をお見せしなければなりません。あと1か月あるので資料をつくりたいと思います。


21日(月曜日)
[つぶやき] 電子カルテの勉強会に6人が出席しました。はっきり言って電子カルテ導入には不安が非常に大きいのです。その最も根幹にある原因は、電子カルテを自分自身だけが使うわけでなく、副院長や非常勤の先生たちが使うという状況にあるからです。この点を解消する一番の方法は助手を育成することではないかと思っています。それも一人ではなく数名の助手が必要です。
 あさって23日水曜日には電子カルテWINE StyleのベンダーとORCAのサポート業者らとの打ち合わせをする予定です。もちろん当院からも数名が同席します。
  何度も書きますが、私は清水の 舞台から飛び降りるような気持ちで電子カルテ導入を進めています。このプロジェクトをぐいぐいと引っ張って行く頼もしい人材が私の周囲にいないのがさびしいです。
いつのまにか、愚痴モードになってしまいましたが、9月からはスタッフの充実も図られるので、これに大きな期待をしています。

[早稲田実業優勝] 早稲田実業が夏の甲子園で初優勝しましたが、昨日の決勝戦は15回までやって再試合になるというすごいゲームだったようです。きっと王監督が喜んだろうなあと思います。たぶん大ちゃんフィーバーの荒木大輔投手も喜んだろうと思います。
  決勝再試合というと、どうしても三沢高校と松山商業の決勝戦を思い出します。とくに太田投手の力投が目に焼き付いています。37年前のことです。私はこのすごい試合があったのは小学5年生のときで桜島にある父の知人の家で見たのをはっきりと記憶しています。
 今年の高校野球は全体的に面白かった。とくに鹿児島勢の活躍があっていっそう盛り上がったと思います。あの一生懸命さがいいのです。バッドニュースが頻発する最近において久しぶりのグッドニュースでした。


20日(日曜日)
[つぶやき] 日本内科学会地方会は予想どおりの少ない人出でしたが、午前中の外来診療を12時で切り上げて、30分後には鹿児島大学医学部構内にある鶴陵会館に着きました。
  午後のセッションは消化器ではない分野しかありませんでしたが、かえって興味を持って聞くことができました。夕方4時には終了すると思っていたのですが、実際には2時半には終わってしまい、とりあえず自宅に帰ることにしました。国道10号線は渋滞していたので裏道を行きましたが、高校野球準決勝戦を見ながらちょうど鹿児島工業高校の前の信号に停まりました。「祝い 甲子園出場」の垂れ幕がありました。ほかにもたくさんの垂れ幕がありました。

 しかし、早稲田実業には完封負けでした。さすがに早稲田実業は強いと思いました。ここまで勝ち進んだ鹿児島工業高校にはエールを送りたいと思います。


  

 今夜は年1回の坪内会があるのですぐに霧島市に向かいました。坪内会の構成メンバーの平均年齢は50代となり一番若い先生で45才です。大学に在籍しているのが坪内先生だけでほかはみんな市中病院に勤務しているか開業しています。今年は15人の出席がありました。
  これまでずっと石原荘で坪内会を開いたので、今年は秀景荘の近くにある神泉館でおこないました。オープンしてまだ1年満たない旅館でしたが、建物が古いので聞いてみるとリニューアルして1年ということで長い間商売はしていなかったようです。
 ホームページの写真はとてもきれいなので期待して神泉館を訪れました。が、ちょっと庭のイメージが違いました。けちをつける気はないのですが、もう少し庭が広くて散策などできるのかと思っていました。
  料理はよかったと思います。なかなか味付けもよかったし、食材もよかった。ただ仲居さんの焼酎、清酒に関する知識が少ないのには笑ってしまいました。「森伊蔵」が2合で6000円は高すぎるからと5合5000円の「魔王」を頼んだら4合瓶でしたと仲居さんが謝りながら持ってきましたが、置いているアルコールの名前ぐらい覚えておけばいいのにと思った次第でした。
 風呂もよかったと思います。残念ながら露天風呂には気付かず、大浴場だけ入りました。それでも湯はよかったと思います。少し熱かったですが、これは個人の好みなので湯に関しては不満はないでしょう。脱衣所が涼しくないという意見がありました。
 いつのまにか神泉館の採点になってしまいました。来年の坪内会が神泉館であれば合格点がつけられたということでしょう。


18日(金曜日)
[つぶやき] 非常にゆっくりと進む台風10号の影響で雨と風が強い一日でした。台風の規模はさして大きくはないので、風の強い雨の日といった感じでしかないのですが、熱帯の空気が運ばれて来ていて実に蒸し暑い。訪問診療をするときは雨に濡れた体やカルテをタオルで拭きながら移動しました。
 また、高校野球は地元鹿児島工業高校が順当に勝ち進みベスト4になってしまいました。初出場でベスト4ですからすばらしい活躍だと思います。
  今朝の朝礼で事務長さんが鹿児島工業ナインが草むしりをすることと大活躍していることと何か通ずるものがあるのかとみんなに問うていました。草むしりをすることでチームワークが強固になるという意見がありましたが、私個人としては草むしりにそんなすごい効果があるのかと思います。チームが一緒になって同じ目的で協力しあって作業することに意義があるのかもしれませんが、勢いというか強運を誘い込むムードがあるのではないでしょうか。そもそも鹿児島地方大会が波乱でした。優勝が予想された伝統校が次々に姿を消し決勝戦のどちらが勝っても甲子園初出場だったことは記憶に新しいことです。鹿屋高校が出場していたらどうなったか。鹿児島工業と同じように勝ち進んだかはわかりません。
 鹿児島工業高校の校訓をみると、「常に精進努力を重ね、……、一日一日を誠実に生きよう。」とあります。やはり校訓が活かされているのではないでしょうか。いづれにせよ、鹿児島工業ナインには優勝目指してがんばってほしいです。

 明日は日本内科学会九州地方会が鹿児島大学構内医学部鶴陵会館であるので是非とも参加しようと思います。専門医の単位がほしいというのが一番ですが、主催会長が第二内科坪内教授ですから。


17日(木曜日)
[胃瘻トラブル] 久しぶりに胃瘻トラブルが起こり、自分の力で解決できないと判断し、後方支援病院にお願いしました。
 詳細はこうです。今年4月に当院で胃瘻をつくったのですが、その後定期的に当院においてトラブルなく胃瘻カテーテル交換を実施しました。しかし、4回目の交換となった今日のカテーテル交換は失敗でした。新しいカテーテルを挿入したのですが、スムーズにすっと入りませんでした。ちょっと力を入れて押し込む感じでしたが、排液があったのでうまくカテーテル交換があったと判断しました。その後の滴下が悪くすぐに内視鏡で確認した結果、カテーテル先端が皮下に埋まっていました。胃瘻内を吸引洗浄後、再び内視鏡下で挿入しましたが、何度やっても偽瘻孔に入ってしまうので、ゾンデを使って胃瘻を探し当てることにしました。ゾンデはちゃんと胃内に顔を出したのでセルディンガーの要領で胃瘻カテーテルを胃内の直下まで誘導しましたが、あと少しができないであきらめました。
 患者さんは普段から我慢強い人で少しも痛いとも言わず、ずっと目をつぶってじっとしていました。だからこそ、もうこれ以上の無理はいけないと判断しました。ある意味、勇気ある決断だったのです。もう少しやれば何とかできたかもしれないけれども、これ以上クリニックでがんばらなくてもいいと思いました。やはりマンパワーの豊富な病院でやるべきと思い紹介した次第です。


16日(水曜日)
[つぶやき] 午後から締め切りを過ぎた書類など10数枚書きました。しかし、まだまだ未整理の書類が100枚ぐらいあります。一方、毎日書類を頼まれ毎日書類が増えていきます。当院はITを駆使しかつ医療秘書を置いて、私の仕事のサポートをしてもらっていますが、実情はまだまだ書類管理がうまくいっていません。もっと仕事のやり方を工夫しないと、今のような苦労をあと20年以上続けないといけないのかと思うとぞっとします。ドラえもんを友達にして、自分はのび太のように気楽にやりたいものです。

[神戸大学学術情報基盤センター] とうとう神戸大学学術情報基盤センターが1215台のマックをネットブート管理するようにしたとのレポートが出ましたが、東京大学情報基盤センターがすでに1149台のマックをネットブート管理していますからちょっと規模が大きくなったわけです。
 ネットブートって何という方に、1台のマックサーバーで数十台のマックを一度に起動したり、アップデートしたり、とにかく便利で安上がりな管理方法です。たとえば、50台のパソコンであるソフトを使おうという場合、ふつう50台のパソコンに1台ずつソフトをインストールして使います。ですから仮にソフトの値段が1万円だとすれば50万円の投資が必要です。しかし、ネットブート管理であれば1台のサーバーにソフトをインストールするだけで50台のパソコンにはソフトをインストールする必要はありません。投資額1万円で50台のパソコンでソフトが使えるのです。
 当院もこのシステムを利用する予定です。1台のサーバで数台のマックをネットブート管理します。


15日(火曜日)
[つぶやき] お盆3連休中ですが、本日も訪問診療が数件予定されていて、往診依頼も1件ありました。お盆でも訪問診療する患者さんは重症な人が対象になりますので数件といえども内容が濃く時間がかかりました。9時からスタートしたのに終了したのは12時を過ぎました。

[天草その2] 天草と言えば、16才で死んだ天草四郎時貞を思い出しますが、今回は天草四郎メモリアルホールには立ち寄りませんでした。ただ天草四郎は島原の乱でキリシタン弾圧に反発して死んだとばかり記憶していましたが、実際は天草・島原地方の悪政に対する百姓一揆だったようで、当時の徳川幕府はこの乱を利用してキリシタン弾圧を図ったのだということをホテルに備え付けの本で知りました。
 天草地方を治めた富岡城の近くからイルカウォチングの船が出ています。私たちも乗ってみましたが、とても迫力がありました。20分ぐらいかなりのスピードで沖合に出ると、こんなにイルカがいるのかと驚くほどでした。一部ビデオも公開します。→ 2.9MB QuickTimePlayerが必要です。

 


14日(月曜日)
[天草] 明治40年夏、五人の詩人歌人、与謝野鉄幹、北原白秋、木下杢太郎、吉井勇、平野万里が西九州を1か月にわたり旅行をし、その途中、天草に来ました。天草に立ち寄った五人はフランス人ガルニエ神父、通称パーテルさんに会いました。この旅行は後の彼らの文学に多大な影響を与え、東京に帰った五人は交代で西九州の紀行文を「五足の靴」という題名で当時の新聞に連載しました。

 天草は異国文化が入り込んでいるはずですが、それは長崎のそれとちがって住民の生活や気持ちにしみ込んでいるのでしょう。この地に踏み込んで異国情緒を感じるという旅ではありませんでした。
 しかし、海はすばらしくきれいでした。中国大陸に沈んでいく夕日を見ることができたのは幸せでした。

 崎津天主堂大江天主堂を尋ねてみました。漁港の町並みの中に建つ崎津天主堂は日本最古の天主堂と聞きました。大江天主堂はパーテルさんがかつて神父を勤められた天主堂ですが、私はなにかすごい霊気を感じました。

 行きは天草五橋を渡りたくて九州縦貫高速道を北進し、松橋インターで高速道路を出て宇土半島から天草五橋を渡り、目的の下田温泉に着きました。帰りは牛深港から長島にフェリーで移動し、黒之瀬戸大橋を渡って出水に入りました。ここから吉野まで最短ルートがわからなかったのですが、宮之城を経由して蒲生に入り吉野に着きました。
 天草五橋は一つ一つ写真に撮りましたが、たぶん航空写真が一番きれいなのだろうと思います。写真を撮るスポットとか展望台とかまったくありませんでした。

第1号橋
天門橋

 

第2号橋
大矢野橋
第3号橋
中の橋
第4号橋
前島橋
第5号橋
松島橋

 今回の旅はかなり鄙びた地域に文化をシャットアウトして過ごし不思議な気持ちになれました。携帯電話が繋がらない、インターネットができない、新聞すら配られない環境でした。テレビから世の中の動きは知ることができたし、クリニックには直接電話して病棟や在宅患者さんの様子を知ることができました。
 非日常的な生活というのは、私にとってせいぜい1週間ぐらいが限界だと思う。それ以上日常の生活から離れてしまうと私なんかきっと働かなくなってしまいそうです。


11日(金曜日)
[つぶやき] 明日早朝5時には天草下田温泉を目指してクルマで出発します。2泊3日の予定です。お盆を利用した家族旅行です。旅館からホームページを更新できる場合は更新しますが、どうなるでしょう。


10日(木曜日)
[グループホームよしの村夏祭り] 事前につぶやきにおいて案内すべきだったと反省しているのですが、法人内グループホーム「よしの村」において恒例の夏祭りが今夜にぎやかに開催されました。
 メインステージでは歌や踊り、出店では焼き鳥や飲み物、空き地を利用してゲームなどのアトラクションもありました。ボランティアの方々の多大な協力を得て今年も運営されましたが、町内会の方々、有志の方々、近所の子どもたちにも楽しく夏祭りに参加していただきありがとうございました。
  踊りには私も参加させていただきましたが、理事長夫人を始め副院長、事務長、ケアマネジャーの方々なども踊りの輪に加わり盛り上がりました。何よりもグループホーム入所者のSさんが踊り出したのにはびっくりしました。
 来年もいっそう地域との交流の図れる夏祭りにしてほしいと思います。当法人には「よしの村」ばかりでなく、「帯迫」「ひばり」といった合わせて3つのグループホームがあります。それぞれ独自の催しをしてほしいと思います。

 


9日(水曜日)
[つぶやき] 黒糖焼酎をロックで飲んだら、いつのまにか眠くなってしまいました。まさしくダイヤメ(だれやめ)です。最近、焼酎魔王が手に入り、また、まだ飲んだことのない黒糖焼酎が3本も手に入り、さらに焼酎三岳もまるまる1本残っているし、しばらく焼酎を飲むのが楽しみです。
 さて、院長室は毎日地震です。写真のようにクレーン車が地面に溝を掘り始めました。基礎工事に約2週間かかると連絡があったのでもうしばらく地震の日々が続きます。

 最近、このホームページの「みんなの掲示板(BBS)」に英語の名前で英語の書き込みが毎朝8時ごろ連続3,4件あることにお気付きの方がおられると思いますが、けっしてMAILとかHOMEのボタンをクリックしないでください。とくにWindowsユーザーの方は絶対にクリックしてはいけません。ためしにMacでボタンをクリックしましたところあやしいサイトにつながり、ウイルスに感染したからフリーのウイルス駆除ソフトをダウンロードしなさいと催促されました。これまで10数回の書き込みがあり、そのすべてを管理者権限で削除させていただきましたが、今後も気付き次第削除していきます。
 それとは別に
「みんなの掲示板(BBS)」に小牧事務長と石山さんの書き込みがあります。一度読んでおいてください。いい勉強になりますよ。


8日(火曜日)
[つぶやき] 今朝も5時に病棟に呼び起こされました。2日間連続、急きょ病棟に駆けつけ一旦7時に自宅に帰り、8時にはもう一度出勤するのです。重症患者さんのことがいつも頭にあってぐっすり眠ることができず、朝になっても疲れがとれてすっきりというわけでなく、一日中だるいと感じています。
 歩きながら感じたのですが、地に足が着いていません。これがいわゆる浮遊感というものなのでしょうか。週末は休みをとっているので、あと2,3日それを楽しみにと自分に気合いを入れています。

[第57回、鶴丸高校同窓会] 写真をみてがっかり18才だった高校生は、48才のおじさんおばさんになってしまいました。昭和52年に鶴丸高校を卒業した28回生の同窓会出席者は50人程度でした。私たちの学年は、来年、同窓会総会の幹事学年にあたり、110人以上の出席を義務づけられています。1クラスあたり10人の出席が必要という計算になります。
  もし、今回の鶴丸高校同窓会総会に出席しなかった28回生の方がおられたら是非来年こそは出席してください。できれば、その前に私にご連絡をください。


7日(月曜日)
[つぶやき] 疲れました。今朝5時に起こされて病棟で働いています。休み時間なしのぶっ通し。すっかり疲れてしまってもうつぶやきを書く気力がありません。
 本当は 土曜日あった同窓会のことなど書きたいことがあります。しかし、もう今夜は休みたい。また、夜中に起こされるでしょうから。


4日(金曜日)
[つぶやき] 珍しく病棟のベッドが3つも空いています。退院した方がいいのになかなか退院されない患者さんに在宅復帰を勧めたり、グループホーム入所を勧めました。結果的にはよかったと思います。
 当院の病棟は限られた地域のベッドですから独占はいけないと思うのです。地域のベッドで治療の必要がある人のためにベッドをゆずってもらわないと不公平になります。退院の話をすると、お金の話とか介護力の話がでて、それがネックであることがわかります。一人の言い分を尊重して入院を認めていたら極端には19人しか医療を提供できませんが、入れ替わらないベッドがaあって、残りのベッドが入れ替わるとすれば、a+Σ(19−a)という式で表現できる人たちが入院でき医療を受けられるのです。

 経済的な理由、介護力がないからずっと入院していたい、いさせたいという事情よりも医学的に入院すべきでできれば地元の医療機関でという事情を私は応援したいのです。


3日(木曜日)
[つぶやき] 朝6時過ぎから起きて庭の手入れをしていたら、病棟からの携帯電話が鳴って患者さんの急変の報告がありました。おとといからしばらくラジオ体操がないので、それならば芝の雑草を取ろうと決心した私の行動がよほどめずらしかったのか、初日からゆっくりできませんでした。
 朝7時過ぎには病棟に着きましたが、着いたときには患者さんはそれなりに落ち着いていました。こんなことはよくあることです。かねてより1時間以上も早く出勤したから持て余すほどの時間ができてしまい、院長室で新聞を読んだり、書類の整理をしたり、実に有意義な時間を送れました。これぞ、早起きは三文の徳というわけでしょうか。

 しかし、夜になると、眠くてこのつぶやきを途中で放り出して寝てしまいました。

[BBSについて] 毎日ホームページのBBSを一度は覗いていますが、変なインベーダーが3人入ってます。今のところ実害はないのですが、削除しようかどうか管理人としては困惑しております。


2日(水曜日)
[WBAライトフライ級ボクシング] こんな判定があるのだろうかと笑ってしまいました。どうみても亀田君は負けていたのに判定勝ちになりました。しかも1点差の僅差というおまけをつけて終わりました。八百長じゃないのという声が上がっていますが、当然と思います。
 亀田君は第1ラウンドでいきなりパンチをくらってダウンしてしまいました。途中もダウンこそしなかったものの足元がフラフラしたり、相手に密着して休んだりすることが多くて、肝心のパンチはお粗末でした。だけど勝ったのです。
 
  最近の日本はスポーツまで勝ち組と負け組をだれかが予め決めてプロモートしているようで、そんな意図が見え隠れします。きょうのリングには多くの芸能人、政治家、有名人が亀田君を応援に来ていました。あれだけの来賓を前に判定負けすることはできないでしょう。
 それにしても、後味の悪い試合でした。ベネズエラの選手にチャンピオンベルトを与えて、それをチャレンジで奪取するという正しいストーリーの方がかっこいいのに。ボクシングの好きな人は亀田君が成長してチャンピオンになるまで応援します。しかし、本当にボクシングを好きでない人は、たぶんもう見に来ないでしょうから、事実をねじ曲げてでも、プロモートどおりにショーをテレビで全国に放映するのです。
  スポーツ番組でなく、ショーだからでしょうか、試合後、両者が握手したり、相手を讃えあったりするシーンは放映されず、ただ亀田君は少年のように泣いているシーンばかりが映し出されていました。7時30分に番組が始まりましたが、実際の試合が始まったのは1時間以上経ったときでした。TBSの番組作りにもうさんくささが漂っていると私は感じました。


1日(火曜日)
[鶴丸高校同窓会総会]
 今度の土曜日18時から鶴丸高校同窓会総会が城山観光ホテル・ロイヤルガーデンで開催されます。来年、平成19年は28回生(昭和52年卒業)の私たちの学年が卒業後30年にあたり、いろいろな役回りがあります。8月5日は出席してよ、と電話や手紙で催促がきました。もちろんわたしは出席することをとても楽しみにしてます。

[つぶやき] 基礎工事があと2週間で終わりますからという報告が建設会社からありました。
 院長室から工事現場が丸見えですからおのずと工事の進捗が気になります。きょうも暑いのに朝早くから現場のみなさんが重機を使って地面に穴を掘っていました。

 私はというと、外来診療がそこそこに忙しかったでしたが、午後の訪問診療は暑さで焦げそうになりました。それから夕方6時半まで仕事をして、急いで県医師会館で開かれている療養病床についての講習会に向かいましたが、資料が貰えず、しかも立ち見で、メモもとれない状況だったので、すぐに自宅に帰りました。往復1時間ちょっとかかりました。時間もさることながらガソリンがもったいないことでした。