つぶやき 2月
 
 

28日(水曜日)
[医院の引越し] 午後から本格的に引越しを内村川上内科職員全員と業者の方々とおこないましたが、午後10時になってもまだ多くの人たちが整理整頓をやっています。入院患者さん全員無事に新しい病棟に移すことができました。病棟も外来も受付も医事課も給食もみんながんばってくれました。
 
  けさの地元新聞に下のような広告が出ましたが、ここにあるだけでも32社、じつに多くの業者の力で完成に至ったのだなあと感慨深いものがあります。
 
  あしたは朝8時30分から開院セレモニーをクリニック玄関で執り行ないます。そのときの院長挨拶をこれから考えようと思っています。


27日(火曜日)
[つぶやき] 大寺さんの描いてくださった絵は予想どおりのいい出来栄えになりました。この絵は外来待合室に華やかさを与えています。
  絵の中心には内村川上内科の建物とデイケアかがやき、左側にろうけん青空、右側にグループホームひばりが描かれています。それ以外にもいろいろなシーンがあります。是非とも本物を見て確かめてください。


26日(月曜日)
[つぶやき] 新クリニックに棚やテーブル椅子が運び込まれてずいぶんと病院らしくなってきました。院長室は、まだ整理できていない段ボール箱が数個残っていますが、過ごしやすい部屋になりました。また、新クリニックではインターネットができないのですが、あした光ファイバーの工事が予定されているので、これまで以上に快適なネット環境が始まりそうです。
 何といってもあした大寺さんの描いた壁画が待合室の壁に設置されることが一番の楽しみです。それから大型プラズマテレビも壁に設置します。このテレビと→AppleTVをつないで院内で制作した番組やお知らせを流す予定ですが、接続が不勉強でわかりません。今のところパソコン(Mac)で作ったコンテンツを無線でAppleTVに移して、AppleTVからテレビにコンテンツを送るという流れだと理解しています。

 新クリニックと現クリニックの往復をきょう一日何十回もしましたが、それも病棟、外来が忙しいからです。外来で胸痛発作のある患者さんの心電図をとっている最中、カーテンの向こうにはけいれん発作を起こしている患者さんがいました。A型インフルエンザの患者さんが数人発生したことも特筆すべききょうの出来事でしょう。


25日(日曜日)
[つぶやき] みんな集まって、朝8時から引越しをしたようです。私は9時に病院に到着し、いきなり往診依頼があってそれを済ませてから、院長室に行きました。
  びっくりすることにかなりの荷物が運び出されています。たのもしい男性群が大勢いるからですが、おかげで肉体労働をすることはなく、無事終わりました。外来や病棟など直接診療に関わる荷物は最終日の28日に移動させる予定です。
 そして、3月1日に開院です…。


24日(土曜日)
[つぶやき] 午後、院長室の本を段ボールに詰め込んで運んでもらいました。予想以上に段ボールを使ってしまいました。あしたは院長室の引越しを終わらないといけないと思っています。

 今週、アマゾンドットコムから届いた→Wii(ウィー)を組み立てて→WiiSportsを一通りやってみました。なぜ任天堂のWiiは、ソニーのプレステーション3よりもマイクロソフトのXbox360よりも世界中で人気があるのか、実感したくて20年ぶりにテレビゲーム機で買ってみました。正確には約10年前にはニンテンドーDS買ったのですが、このときは私はまったくゲームにハマりませんでした。
  しかし、今度のWiiはとてもおもしろい。それはただのゲームソフトではないのです。生活習慣病の患者さんや体力の堕ちた老人に適するゲームです。テニス、ベースボール、ゴルフ、ボーリング、ボクシングの5つのスポーツを自分の体を動かして体験するのです。リモコンにはいろいろなセンサーが付いていて私の体の動きを画面の中に写し出してゲームが進んでいくのです。
 テニスとボクシングが楽しかった。ゲームが進むにつれて息が弾んできたし、汗をかいて手足の筋肉に疲労感が漂いました。ボクシングでは相手をノックアウトさせました。右アッパーが決まったのです。気持ちよかったです。そしてベースボールではホームランを打ちました。しかし、ゲームには負けました。
 5つのスポーツ以外にも 体力測定、トレーニングという使い方もあって、昔のテレビゲームのような不健康というイメージはまったくありません。むしろその逆なんです。


23日(金曜日)
[つぶやき] 早川先生が当法人におみえになり、介護の話をたっぷり5時間してもらいました。私は仕事で聞くことができませんでしたが、かなり面白く有意義な話であったようです。夜は、早川先生と直々話すことができました。早川先生は相変わらずの物知りで歴史的なことは抜群の知恵袋です。
  今夜の話では貞観政要(じょうがんせいよう)という唐の時代の帝王学の書が出てきましたが、それは高校まで鹿児島に住んでいた(鹿児島実業高校卒業後Jリーガーとして活躍)の31歳の男性で、現在は埼玉県で300人の職員を有するデイケア事業を展開している人の座右の書が貞観政要だということです。
  つまり、私は何をいいたいのでしょう(すみません。酩酊モードでキーボードを打ってつぶやいています)。介護の世界で活躍するのは介護資格を持った人ばかりでないということ。むしろそうでない、介護のことを知らなくても接客がうまいとか、足腰が軽いとか、そんなことがとても重要だということです。資格ばかりにとらわれずに異種業界に目を向けると、そこにすばらしい人がいることを知るべきだということでした。


22日(木曜日)
[つぶやき] 病棟の入院患者さんをどのような体制で移送するか、そのことを看護部長、看護師長と昨日話し合いましたが、その結果を踏まえて、その決めた手順を病棟および外来看護師さんたちに伝達する説明会を本日昼休みに開きました。明日の昼休みにも全く同様の説明会を開く予定です。
 いよいよいろんなことが迫ってきています。忙し過ぎると泣き言は言っていられない状況です。院長室は雑然となり、段ボール箱がいくつも所狭しと積まれています。土曜日と日曜日が引越しです。その日は、診療に直接関係のないものをすべて新クリニックに運びます。
 一方、新クリニックの方は、入院ベッドは運び込まれたり、カーテンが付いたりと少しずつ病院らしくなって来ています。楽しみです。

 自宅に帰って、急いで来月の訪問診療の予定をたてました。月末の訪問診療が異常に少ないのにおどろきました。少し曜日の格差が発生しているからのようです。以前から人気のある先生の曜日が多くなる傾向があったのですが。ちょっと著明になってきているのでしょうか。


21日(水曜日)
[つぶやき] 3月1日は内村川上内科開院セレモニーを朝8時半からしないといけません。紅白のテープカットをして、院長としての挨拶をしなければなりません。
  当日は、職員のほかに設計・工事関係者のみなさん、患者さんたちや地域のみなさんが玄関付近に集まって来られるでしょう。開院記念品も少なからず用意しました。多くの人たちの中で内村川上内科開院を祝えればいいなあと思います。また、天気がどうなるのか心配です。前日の28日はくもりと予想されています。


20日(火曜日)
[つぶやき] きのう、きょうと医療費未払いの患者さんが一人ずつ発生しました。お金を持たずに受診して、おまけにしっかり諸検査を受けて、丁寧な説明を受けて、ちゃんと納得して、精算のときにお金が足りないからもういいです、と言って帰ってしまうのです。
 きのうの若い男性は40℃の高熱で来院。問診、診察の結果、インフルエンザが一番疑わしいということで口頭で同意を得てからインフルエンザ迅速診断キットを使用しました。結果はB型インフルエンザと判明。処方せんを書いて、精算にすることにしましたが、お金が足りないから、診察代も払わない、処方せんもいらないと帰ってしまいました。タミフルを飲めばやがて楽になるのに。持ち合わせのお金が少ししかないことを前もって言ってくれれば、検査もせずに、くすりも少なめにして、最低限の料金ですむようにしたのに。非常識で損な若者でした。
 きょうの人は、診断書作成に来院された60歳代の女性でした。診断書ですから保険診療というわけにはいかず、すべて自己負担になります。胸部レントゲン写真、心電図、血液検査など、記載の必要なものだけ実施して、検査結果を丁寧に説明して、現在の病気の相談にものってあげて、明日には診断書が書き終わりますからこちらから診断書を送っておきますと約束をして精算になりました。が、しかし、一万円以上かかった診察代を知って、もういいですと帰ってしまいました。この人も自分勝手な判断。検査代がパーになったことは仕方ないにしても、診察に要した時間と労力を取り戻せないのが残念です。


19日(月曜日)
[つぶやき] 2月なのに春のような天気がつづいて暖かく、かぜなんて引きそうもない天候のはずなのに、きょうはA型とB型の2種類インフルエンザが発生しました。患者さんにインフルエンザに罹患した人と接触したのかをたずねても心当たりがないという顔をしています。どうやらインフルエンザウイルスは大流行するほど大量にあるわけではなく、あちこちに潜伏していて体力の弱った人にだけ感染して病気を起こしているようです。

 昼休みには電子カルテの打ち合わせをおこない、IDとパスワードのことが話題の中心になりました。たまに仕事をする先生や臨時で突然来られた先生のIDとパスワードをどうするかが問題です。複数の医師が診療する場合、そのカルテの記載がだれによってなされたかという点について紙カルテは筆跡でわかりますが、電子カルテはIDとパスワードによってログインした先生が記載したということになります。
 したがって記載がおわってログアウトせずに席を離れた場合、その後に打ち込まれたデータはログアウトしなかった先生が記載したことになります。次の先生がきちんと自分のIDとパスワードでログインして仕事をした場合、このようなことは起きませんが、ログインログアウトをきちんとする習慣をつけないと、責任問題が生じることになるわけです。
 しかし、何といっても最終的な責任は院長にあるはずです。よほど意図的に悪意を持って間違った医療行為をしない限り、院長が責任を負えばいいと思います。


17日(土曜日)
[つぶやき] ホームページのバージョンアップが予想外に早く終わったので、更新することができました。新しいホームページは各部署分担制にして作っていくつもりです。
  カウンターは青いiPodです。過去7日間のアクセス数がわかります。三角矢印をクリックすると動くはずです。

  午後1時半から南洲神社の宮司さんをお招きしてお祓いがおこなわれましたが、内村川上内科と通所リハビリかがやきの安全運営と繁盛を祈念してもらいました。まだ、カーテンもなく、椅子テーブルもなく、パソコンもなく、何もないので殺風景ですが、来週から殺人的ないそがしさで荷物の搬入があります。
 電子カルテは3月2日に東京から送られてきて、3日4日は電子カルテのインストラクターから使い方を教わります。実際の本格使用は19日以降になりそうです。
 一番の楽しみは壁画です。どんなになるのでしょう。


16日(金曜日)
[つぶやき] 本日、新クリニックの保健所による立ち入り検査が無事終わりました。この時期、いろいろな検査や書類提出があります。そして明日は、神事をしてお祓いをする予定です。
  ホームページのバージョンアップもあるので今週末はつぶやきの更新を休ませてもらいます。



15日(木曜日)
[待合ロビーの絵] イラストレーターの大寺さんと→メタルアートという総合看板・装飾金物・モニュメント制作会社の社長さんと会い、待合ロビーに飾る絵について打ち合わせをおこないました。その内容はさておき、下のような楽しく夢のある絵をマック友だちの大寺さんが→Adobe Illustratorというソフトを使って短期間で完成してくださいました。とっても気に入りました。実際の絵は縦825mm横3300mmの大きさになります。待合ロビーに飾られるのがとても楽しみです。


14日(水曜日)
[聖バレンタインデー] 先週、『法人内の義理チョコはやめましょう。』というメッセージが法人グループウェアーの掲示板に書かれましたが、各部署みんなが義理チョコをいっさいやめて、私の元には患者さんからの義理チョコ?が3つ届きました。
  最初の2つの送り主はキャラの強い、外来では有名なおばあちゃんたちです。トップバッターは、薬はあるはずなのにわざわざ14日を選んで外来受診されたようでニヤニヤしながら堂々と私に手渡ししてきました。いつもは自分の体の不調を長々と話してくれる人ですが、きょうは何度も私がお礼を言っても離れていきません。「あとで一人で食べさせてもらいます。ほんとうにお心遣いありがとうございます。」と言ったらニコッとして帰って行きました。
 2番バッターは、毎日わたしにソフトドリンクとお菓子をくださる方です。いつものようにこの日も受付を通して間接的に私のもとにチョコが届きましたが、ちゃんとバレンタインデーバージョンでした。大きなブラックチョコがやけに大きくて鼻血が出そうです。早速、お礼を言おうと、診察室を出ましたが、そこらにはいらっしゃいませんでした。やはりシャイな人です。

 家に帰ると、大きな袋が4つ置いてありました。それぞれに心のこもったプレゼントが入っていました。この場を借りましてお礼申し上げます。その一つは娘からのもので、娘からもらったチョコは娘と息子がその場で全部食べてしまいました。


13日(火曜日)
[つぶやき] 病室や院長室のカーテンを決めたり、外来カンファレンスをしたり、てんてこ舞いでした。
  しかし、私の秘書はもっと忙しいことでしょう。入院のしおり、特別療養環境室についての掲示文、医院移転のお知らせ、患者搬送注意文書、等々。それ以外にも写真付きネーム作成や居宅療養管理指導伝票を作るように矢継ぎ早に私に言われるからです。 

 自宅ではボチボチ新しいホームページを作っています。『すっきり・わかりやすい』をホームページのコンセプトに表紙を作ってみました。カウンターは青いiPodをネットでみつけて使わせてもらうことにしました。左側が法人内施設の入口(各個別のホームページ)、右側に『つぶやき』の他に各種ツールや情報発信や共有の場を提供していきたいです。
 公開は近日中です。


10日(土曜日)
[つぶやき] 一週間がとても早いです。久しぶりに書類整理をしました。5通の主治医意見書を書いてみましたが、結構、書類がたまっていたんですね〜。まだまだいっぱい残っていますけど。
  そうそう、午後からレントゲン機器一式を新クリニックに移す作業が始まりました。力のありそうな男たちが何人も来ていました。レントゲン室のそとの廊下に段ボールがいっぱい、いよいよ引越しが始まったのだなという感じです。今週はマルチスライスCTの設置および動作の調整がおこなわれましたし、骨塩定量装置、デジタル一般レントゲン撮影装置と設置されます。
 そのあと、電子カルテの搬入があります。電子カルテが一番不確定要素、一番の不安材料です。それは未知のものだからです。正直に言って、短期的には電子カルテは便利で診療を楽にしてくれるものとは期待していません。しかし、長期的には後悔しないものになってくれると信じています。

 明日から2連休です。しかし、私は明日の日直。夜は医学部バスケット部の全体総会があります。読者のみなさん、よい週末をお過ごしください。では来週まで。


9日(金曜日)
[つぶやき] もう少しじっくりとタミフルの添付文書を読めばよかったと後悔しました。タミフルの予防投与は保険給付されないということをしっかり認識していませんでした。一応、添付文書の最後に保険給付上の注意として、『本剤は「A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の発症後の治療」の目的で使用した場合にのみ保険給付されます。』と書かれています。しかし、一番よく参考にする『効能又は効果に関する使用上の注意』あるいは『用法又は用量に関する使用上の注意』のところにはまったく書かれていません。
  言い訳はこれぐらいにして、結局のところ予防投与というのは全額自己負担なんです。タミフル1錠が330円ぐらいしますから、標準的な使い方では4000円近くかかります。自己負担なのに健康な成人や子どもには使えません。慢性の呼吸器疾患や心疾患、腎機能障害者などでないと使えないのです。たとえば、受験生の家族にインフルエンザにかかった人が発生しても、その受験生に予防的にタミフルを飲ませるわけにはいかないのです。たとえ自己負担であってもです。なんか変な感じがします。個人的な想像として、タミフル耐性の問題や国家的な貯蓄の問題があるからでしょうか。


8日(木曜日)
[つぶやき] 自宅庭の一角に白梅が咲いていました。その発見はホッとした一瞬でした。ひっそりですが、めいっぱい自己主張している白梅に美しさと力強さを感じました。
 
  昼休みも夕方もたくさん打ち合わせがありました。今は完全に打ち合わせモードですが、この時期に打ち合わせが多いのは品物を注文してから届くまで2週間程度かかるので今がぎりぎりなのです。
 そのひとつに樹木のインテリアがありましたが、打ち合わせがうまくいっておらず、やり直してもらうことになりました。すべてヒメシャラ(姫沙羅)を植えてほしいと頼んでいましたが、連絡不十分で昨日のうちにヒメシャラばかりでなくいろんな木が植えられてしまって玉石混交となってしまいました。やはり「温もりと懐かしさ」を演出するヒメシャラで統一したデザインがいいなと思っています。打ち合わせが十分でないとみんなが迷惑するんだなということを実感しました。


7日(水曜日)
[施工主検査] 午後1時半から5時すぎまで東条設計の社長さん以下5人、三和建設の社長さん以下数名、それ以外にもいろんな業種の方々がおみえになり、総勢30数名の人たちの目で細部にわたって点検してまわりました。色落ちはないか、ドアの動きはよいか、3時間半ずっとひとつひとつ東条社長みずからチェックしてくださいました。こんな経験は始めてなのでえらい厳しいなあと思えましたが、プロの仕事はみんなが納得できる程度でないといけないようです。
 施工主検査が終わったら、続けてインテリアの方々と打ち合わせが1時間ありました。こちらもいろいろ決めないといけません。現場の声を聞いてから明日決定することにしました。
 帰るときに新クリニックのネオンが灯っているのに気づきました。きれいだったので思わずシャッターを切りました。

[桜・イワツツジ] 内村川上内科の庭にあった桜とイワツツジが自宅庭のガゼボの横に植えられました。何やら桜は妻の記念樹らしく、あとを追ってきたわけです。桜とイワツツジは並んで植えてこそ、よしらしい。問題は今春花を咲かすかどうかです。すでにツボミがありますが、突然の移転でストライキを起こすかも。


6日(火曜日)
[つぶやき1] とうとうB型のインフルエンザが発生しました。B型の発生はA型よりも少なくて流行の後半という印象がありますが、2004年〜2005年のようにB型がA型よりも多い年もありました。A型なのかB型なのかは、症状から決めることは不可能です。高熱例が90%以上なのはA型で、B型には熱の出ない例が20%近くもあるというデータがありますが、やはり正確な判定は迅速診断キットが役立ちます。

[つぶやき2] 今週からしばらく毎週火曜日の昼休みに外来カンファレンスをすることにしました。きょうの話題は番号で患者さんを呼ぶことを続けるかどうかということ、もう一つは新しいクリニックでの外来患者さんの流れをどうするかということ。
  結局、患者さんの立場で考え、自動血圧計で血圧測定をして診察室に入ることを原則にすることにしました。必要があれば、診察室で再測定する。その後、必要な検査を実施する。
 外来スタッフ全員そろって新クリニックに赴きました。みんなそれぞれどう感じたか、それはわかりません。


5日(月曜日)
[つぶやき] 今月になってから番号で外来患者さんを呼んでいます。「1番のカードをお持ちの方〜!どうぞ、診察室に入ってください。」結構、スムーズに患者さんが流れていると私は感じています。大きな声で自分の名前を呼ばれることに抵抗を感じる方に配慮して始めましたが、大きなクレームは届いてません。

 毎日、A型インフルエンザの患者さんが発生するので確実に流行しています。まだ、大流行という印象はありませんが、当院関連のグループホームにおいても患者さんが発生し、すぐに共同生活者にタミフルの予防投与をしました。
 また、先週終わりごろから外来患者さんで感染性胃腸炎、いわゆる嘔吐下痢症が多いという印象を受けます。いっときこの感染症はなくなったと思っていましたが、若い人たちにひろまっているようです。とうぜん、手洗いを励行するように指導しています。


4日(日曜日)
[Windows Vistaについて] Microsoft社の新OS、Windows Vista(以下、ビスタと書きます)について今現在感じていることを率直に書きます。Macを使っているマックユーザーから見ると、ビスタの新機能というのはすでにマックでは5年前からあるので、どこが新機能なのだろうと思っています。たぶん、Windowsしか使わない人、パソコンに興味がない人は、3D画面にワクワクするだろうと思いますが、マックユーザーはそんなワクワク感を何年も前に体験しました。Dashboardウィジェットしかり、ネットやパソコン内からファイルや情報を一発検索するシステム(Spotlight)しかり、写真やビデオをネットを通じて共有したり公開したりあるいはアルバムや製本を頼んだり。こんなことマックユーザーは5年も前から実行していたのに、ビスタのCMではすごい機能満載の連発で滑稽に思えます。
 Windows XP(以下、XPと書きます)が発売されてからビスタが発売されるまでに5年間かかりました。この間にMac OSは4回のメジャーアップデートをしました。つまりマックは約1年ごとに新機能を加え、新世代の64ビットOSになっているのですが、Windowsはビスタになって64ビット化を達成しました。しかも、5年間アップデートできなかったのは、XPのセキュリティー問題を解決しないといけないという急務があって、ソフト開発の多くの予算とエンジニアをXP ServicePack2の開発に費やしたと聞いています。その間、ビスタはLonghornという開発コード名で呼ばれ、2004年にも発売されると噂だけはありましたが、MacOSが先端技術を加味して先を走るので追いつけないという状況がありました。そこにインドのIT技術協力があって、やっとこさ、今のMac OSのレベルに達したのです。一日の半分はアメリカ本国でソフト開発をし、残りの12時間はインド大陸でソフト開発をするという連携が実ったというわけらしいです。ビスタの誕生には優秀なインド人の力があったのです。
 皮肉なことに、ビスタ発売で浮かれている現在、Mac OSはビスタ以上の機能を持ったメジャーアップデートの開発をすでに終わっていて、ビスタ熱が冷める夏ごろに5回目のメジャーアップデートをする予定になっています。ビスタよりも早く発表すると、技術を盗まれてしまうからというアップルの警戒から(アップルはマウス操作だけでパソコンを自由に使えるというパソコンの作業環境を発売しましたが、それから数年後、Microsoft社はそれをそっくりまねてWindows 95として発売しました。iPodに関しても、操作性・デザインをパクられました)、2007年に新しいLeopard→という名前でデビューします。
 
  ビスタについて書くと、終わりがないのでこれくらいでやめようと思いますが、ビスタはそんなに売れないだろうと言われています。ほとんどのWindowsユーザーは、XPで満足しているからです。2009年4月まででサポートが打ち切られる予定であったXP Home Editionがユーザーの要望で2014年4月まで延長されたことが一番の証拠です(詳細はこちら→)。


2日(金曜日)
[つぶやき] AさんとBさんは共に大正生まれで幼友達です。ふたりとも90才を超え、ひとりで病院に行くことはできません。だからAさんはきちっと2週間ごとに息子さんのクルマで通院しています。一方、Bさんは通院不可能な状況なので訪問診療を受けています。2人が互いの体を気遣い昔話をしたいことは、訪問診療にたずさわっているスタッフはみな知っていて、2人を会わせてあげようと計画しました。Aさんが来る日は決まっていますからその受診日にBさんの検査をすることにしました。ちょうどその日がきょうでした。

 今年初めて雪が積もりました。積雪量はほんのちょっとで1cmぐらい。朝の道路は一面ぬれていましたが、空からぼたん雪がどんどん落ちてきます。しかし、雪が降り積もる様子はなく、しかし、とても寒い一日でした。
 グループホーム帯迫に訪問診療に行きました。そこの中庭に小さな雪だるまがポツリと座っていました。今朝みんなで作ったらしいです。すぐにデジカメで撮りましたが、ザクティーを院長室に置き忘れたためにここにアップできないのが残念です。


1日(木曜日)
[つぶやき] 短い2月になりました。開院まで残りがちょうど4週間です。決めるべきことがいっぱいあって、院長室でカタログをみています。いつでも打ち合わせモードです。現場に行かないと決められないことが多いのでちょくちょく新クリニックに足を運んでいます。業者の意見を聞くことも大切なので時間を合わせて現場で打ち合わせをしています。あと1週間で100%完成です。
 
  本日はとても寒くて朝からみぞれになっていました。訪問診療は冷たい風に吹かれながらもいつもどおりにおこなっていますが、「寒い中、たいへんですね〜。ご苦労さま。ありがとうございます。」と労われることがあります。
  しかし、寒い北国の訪問診療に比べたら鹿児島あたりの冬の訪問診療はたいしたことはないと思っています。この話題になるとどうしても岩手県北上市の金澤先生のことを思い出します。4輪駆動車で雪の中で横転した経験を聞かされると、南国の冬の訪問診療はまだまだ生ぬるいというわけです。金澤先生の情報はこちらから→敬和会・平和会のホームページ