つぶやき 1月
明輝会ホームへ
主な予定:4日 仕事始め


31日(木曜日)
 昼、後輩の女性医師が訪ねてきました。同じ肝臓グループの先生でしたが、今は大手保険会社の専属医師をしています。2年ほど前にも訪問してくれましたが、相変わらずのキャラです。近況報告を楽しそうに話し、ずばりと聞いてきます。
  保険会社に所属して働く医師というのは、私たちとは違った世界にいます。想像ですが、たぶん私たちよりは忙しくないだろうと思います。しかもそれなりの報酬をもらっているし、うらやましいところがありますが、私は性に合いません。たぶん、一般企業という会社組織の中で働いているという不自由さがあると思います。そして何よりも病気を治すという医師として基本的な体験ができないということがあります。つまり臨床家ではないということです。
 さて、寒い日が続いているからでしょうか。外来が少ないように思いますが、検査が多いので決して暇ではありません。ちょうどよい具合です。感染性胃腸炎もインフルエンザも増える勢いもありません。在宅の方は肺炎を起こした患者さんが多く、忙しい。
 昨夜の当直の先生は、深夜数回往診依頼があって眠ることもできなかったと報告がありました。往診依頼の内容を聞くと、もう少し様子をみてから連絡すればと思われることばかりですが、患者さんにとってはそうはいかないのでしょう。


30日(水曜日)
 ポッドキャストを収録するつもりでしたが、主治医意見書が40通ほど溜っていたので急きょとりやめました。ほとんど締め切りが過ぎています。つぶやきを書く時間もありません。従ってきょうはここまでとします。


29日(火曜日)
 そろそろ出勤しようかなと息子に着替えを急がせているときに携帯電話がなりました。在宅の患者さんの呼吸が止まっているのですぐに来て欲しいという要請でした。
  患者さんの部屋に到着すると、家族が泣き崩れていました。そばで看護師が家族の背中をさすったり、心を支えていました。私はサッと診察し、死亡を確認しました。家族はいつか死が訪れることをわかっていたのですが、ただちょっと早かったのと今朝に限って起きるのが遅く変化に気づかなかったことを悔やんでおられるのです。

 CLINIC BANBOO 2月号が送られて来ました。全部をまだ見ていませんが、各地で活躍するドクターのことがよく取材され書かれています。タイトルだけみても自分とスタンスがあまり変わらないように思えるということは、みんな同じベクトルで進んでいるということでしょうか。キーワードも非常に共通しているように思えます。『連携』、『地域』、『IT』、『患者の立場』、『モチベーション』、などなど


28日(月曜日)
 午前中10時ごろ、次々と受診されて来る患者さんを診ているうちに根気がなくなってくるのがわかりました。前日の疲れに低血糖が加わったからだと思います。栄養ドリンクを飲んで一息ついたら気分がよくなって再び気持ちよく診察ができるようにしました。
 インフルエンザが流行ってきています。ここで倒れるわけにはいかないと、1人診察するごと手洗いうがいをしていますが、洗い過ぎた手の皮膚が荒れてきてこんどはクリームを塗ったりと…。
 
 そう言えば、きょう、ずっと定期的にまじめに外来に通院していた人が体が動きにくくなったとふつうに受診しました。あきらかに半身麻痺が起こっています。話をくわしく聞くと、3日まえからしゃべりにくくなり左の手足が思うように動かせないことに気づいていたが、外来で診察を受けられるのは月曜日だからと待っていたというのです。CTを撮ると、脳出血ではありませんでしたが、MRIや脳血管の精密検査ができる病院へ紹介しました。
 この患者さんは、土曜日に外来診療をやっていることを知らなかったし、きのうは日曜当番医で1日中待機していたのに…。くやまれることがことが多く、自分たちの常識はやはり自分たちの常識であって、患者さんは予想外の理解をしていることを思い知らされることになりました。


27日(日曜日)
 日曜当番医は予想以上に多数の患者さんが押し寄せました。トータル52名の患者さんで全員初診の方です。
  そのうち23名がインフルエンザ迅速診断キットを使って確実にA型インフルエンザと診断できた患者さんで、キットでは陽性がでなかったものの可能性の高い人が6名いました。つまり29名の人たちにインフルエンザ迅速診断キットを使いました。
 10才代のインフルエンザの患者さんにタミフルを処方できないのがほんとうに辛いでした。タミフルを飲んでも飲まなくても異常行動が出るわけだから、異常行動について本人と親の同意を得た上でタミフルを内服できる道があればと思いました。


26日(土曜日)
 今朝、外来が始まる9時前にグループホームの方が救急車にて外来の救急入口から搬入されました。DOAの状態でありました。今年になってグループホームの入所者が亡くなられるのは2人目です。これは年々入所者の高齢化により避けられないことで対応策が急務です。
 対応策というのは、入所者を助けるとか、そんなことがないようにするという意味ではなくて、『突然の死』をどのような形で受け入れるか、家族に決めてもらい、それに従ってわれわれが行動するということです。

 夜は久しぶりに天文館に出て明日のために英気を養いました。


25日(金曜日)
 2000年まで勤務していた宮崎県の国民健康保険高原(たかはる)病院の事務長ら2人が突然私に会いに来られました。それは夕方のことで、アポなしのまったくの突然のできごとでびっくりしました。急にタイムスリップした気分でした。
 高原病院はもちろん自治体病院です。以前は自治体病院でありながら黒字病院でしたが、現在はそうではないそうです。しかも医師不足で苦しんでいるそうです。純粋に医療だけで運営していますが、介護保険制度の分野にも手を出そうか検討しているとのことでした。
 高原病院は内村川上内科とほぼ同じ時期に新しい建物になったということですが、地方という境遇にあえいでいるという状況です。医療崩壊があちこちから聞こえてきますが、当院・当法人も一丸になって進まなければと思った次第でした。

 あさって日曜日、当院は日曜当番医になっています。ということで週末は休みなし。息子の風邪が妻にうつり、今のところ私はどうもありませんが、栄養と睡眠を十分とって乗りきりたいと思っています。


24日(木曜日)
 明輝会新聞部の発行する新聞「さわやか(新春号)」が手元にあります。8ページ中そのほとんどを明輝会グループの紹介に割いています。ろうけん青空から始まり高専賃星空まで。かなりの力の入れようです。これらを読むだけで明輝会の介護サービスがすべてわかります。いっそ、まるごとこれらの情報をホームページにアップすればもっとわかりやすいホームページになるなあと思いました。
  新春特別企画は内村川上内科地域連携事業部運営部長新地一浩氏とろうけん青空統括管理部長後藤裕基氏の対談です。前準備も何も無い状態でこれだけの内容を話せる2人はすごい!
 
  ホームページ管理者としては是非ここからPDF書類としてダウンロードできるようにしたいのですが、著作権の問題なのか、できていません。
  『かわかん通信新春号』は現在編集中です。近日中にここからダウンロードできるようにします。


23日(水曜日)
 最新介護経営雑誌『介護ビジョン』2月号の巻頭カラーページ 1ページから3ページにグループホームひばり、小規模多機能ホームひばりが取り上げられました。夢あるまちへ 〜地域とともに生きる〜 医療法人明輝会 グループホームひばり・小規模多機能ホーム(鹿児島県鹿児島市)として紹介されています。内村隼人理事長の顔写真と16角形の屋根裏の写真が印象的です。おおまかに内容について書くと、小規模多機能ホームと隣接した高専賃が高齢者に安心して暮らせるまちづくりに役立つ、それを提供している医療法人明輝会の事業展開と理事長のビジョンです。


22日(火曜日)
 自宅に帰ると、感染性胃腸炎になった息子の治療です。とにかくよく吐きます。下痢は少ないようです。ポカリスウェットを少し飲んだだけでも吐いてしまうので何度も点滴することを説得しました。朝方4時ごろ、とうとうぐったりしてきて少しおかしな言動がみられたので、無理やり点滴をしました。
 さすが点滴は効きます。その後ピタッと嘔吐が止まりました。昼頃にはお粥が食べられるようになりました。本人も点滴は効くねえと言うようになりました。ひとたびひと安心です。

 2週間前に訪問診療したとき、医師(私)も看護師も運転手を兼務した臨床放射線技師も3人とも大きな声で怒られてしまった患者さんを再び診察に行きました。あのときの悪夢がよみがえり玄関を開けましたが、今回はがらりと雰囲気が変わりました。前回のことはすっかり忘れておられ、それよりもきょうの看護師さんに一目ぼれし、看護師さんがきれいであること、若いことを絶賛しておられました。目の前には高齢になった奥さんが座っているのに奥さんの悪口まで言っておられます。
 認知症になっても感情的な活動は最後までさかんです。好きなタイプは好きなんです。ついくどいてみたくなったようですが、年齢差については理解されているようでした。私は聴診器をあてただけで何のコミュニケーションもありませんでしたが、怒られなかっただけホッとしました。
 この患者さんの最近の精神活動はアリセプトの副作用かもしれないなあと考えています。用量を減らす必要がありそうです。


21日(月曜日)
 もしかしたらA型インフルエンザが流行しはじめたかもしれません。インフルエンザ迅速診断キットを使ってインフルエンザと診断できた患者さんがこれまでで一番多かったと思います。型はすべてA型でした。一方、感染性胃腸炎の患者さんもきょうもたくさん診察しました。印象としてはインフルエンザの2,3倍の数です。外来処置室では点滴を受ける人で常に満床という状況でした。
 実はわが息子も感染性胃腸炎にかかってしまいました。今朝4時ごろ寝苦しそうにしている息子に気づき、38℃の熱があったのでそのときはインフルエンザにかかったかなと思っていました。保育園ではすでにインフルエンザが流行っていると保育園の先生から聞いていましたが、息子はワクチンを2回打っているからある程度大丈夫ではないかと思っていました。
  昼休みに息子の顔色を見に自宅に帰ってみると、数回以上嘔吐して熱は下がっていました。吐気は続いているらしくポカリスウェットも飲めないようでした。しかし、漢方薬の五苓散だけは飲めていました。
 かつて漢方薬の研修を受けたとき、嘔吐症の子どもには白湯に溶かした五苓散をスプーンで1杯ずつ飲ませなさいと聞いた記憶があります。元気なときは吐き出してしまうほど飲みにくい五苓散ですが、嘔吐症のときは不思議と吐かないと教わりましたが、じっさいそうなんだなあ体験できました。今夜はなんとか点滴をしてみようと息子を説得しています。


20日(日曜日)
 19日午後、マックの会に着くや、自己紹介を順番におこなっているところでした。天中同窓生のtessyさんがちょうどしゃべっておりました。その次が大寺さん。そして私が指名されてしまいました。自己紹介が一通り済み、自由時間になったので私がちょっと時間をいただいて大寺さんの作品である内村川上内科待合ロビーの壁画や電子カルテの紹介をしました。
 写真は「Web標準について」という講義を聞きいっているマックユーザーたちです。講師は株式会社イーデザイン社長の『あすも』さんです。これをきっかけに内村川上内科のホームページもWeb標準にしたいと思いましたが、まずは充実させないと…。
 つづいて、アップル本社のKさんがMacBook AirをKeynoteを使って説明をしてくださいました。 実物を期待していましたが、残念でした。まだ日本国内には10台ちょっとしか入っていないらしい。

 夜は明輝会の送別会に出席しました。病棟を去るI師長さんと外来からろうけん青空に移動するK部長の送別会でした。盛り上がりましたが、ステージ衣装を着たH君が突然現れ、お世話になったI師長さんに花束を渡して抱きしめて消えてしまいました。H君は風貌がアーチストでとても介護職とは思えませんが実に心優しい男です。高齢者に人気があります。さすが、アーチストらしく女性のハートを掴むのがうまい。イマジンで唄っているのかな〜。

 土曜日はこのように楽しく過ごしたばかりかというと、そうではありません。休みでありながら仕事をしました。朝2人の子どもを保育園と硬筆教室にそれぞれ車で連れていく途中、訪問看護師さんから携帯電話が入りました。在宅の患者さんの家族がすぐ来て欲しいという要請があるというのです。非番でしたが、すぐに訪問診療しました。診察の結果、大したことはないようでしたが、クリニックでいろいろ検査することにしました。
  ということで午前中は入院患者さんの検査と先ほどの患者さんの検査をして終わりました。結構いそがしいでしたが、これも午後のマックの会があるからとがんばったのです。


18日(金曜日)
 あすの午前中は代診をお願いしているので気が楽であります。入院患者さんの検査と書類の整理を済ませ、午後は久しぶりにマックユーザーの会に顔を出したいと思います。急きょアップル社からの参加があるという情報が入ったのでMacBook Airを直に見れるかもしれません。とても楽しみであります。喉が痛くなったので早めに休もう。


17日(木曜日)
 やっと冬らしく凍てついてきました。今朝の最低気温が1℃、とても寒かった。そのせいか外来の出足が悪く、11時過ぎに診察が終わってしまい、MRさんと会うという異例な余裕がありました。しかし、12時ごろになってバタバタと外来患者さんがお見えになり、しかも検査の必要な人が多く、結局1時過ぎに外来診療が終わりました。こんなもんでしょう。
 さて、夕方、法人職員のレントゲン写真のチェックをしましたが、法人職員数が200名にもなると能率的にする必要があります。フィルムではなくてパソコン内で見るのでもっといい方法でやらないとと今日も思考中でした。iPhotoでみれたらものすごく効率的なのですが。


16日(水曜日)
 今朝、吉野町の御召覧(ゴショラン)公園の入口付近を掃除している数人の制服姿の若い男女を見かけました。制服姿といっても学生さんではなく、OLとサラリーマン風です。たぶん、近くの銀行関係の方々かなと思いました。
  寒い朝にきびきびとほうきで地面を掃く人、ピンセットで小さな塵をつまんでポリ袋に集めている人、軍手をはめて空き缶を拾っている人、とても好印象でした。朝からいい光景を見て私までもすがすがしい気持ちになりました。
 なんてすばらしい会社なんだろうと率直に思いました。若い仲間同士で自発的に清掃を始めたのだろうか、それとも上司の提案で仕方なくしておられるのだろうかと思いを巡らせました。いずれにせよ、たのもしい人たちでした。

 

 ついにMacBook Airが発表されました。第一印象、とても薄いが予想外にワイドディスプレイ。重さが1.3kgぐらいあるらしくもう少し軽ければいいのに。1kg以下を期待していました。12インチ以下のスモールディスプレイにすれば軽くなったはず。私はその方がよかった。 CPUが1.6GHz Intel Core 2 Duo。今の使っているMacBook ProのCPUよりも下なのでこれは納得いきません。ハードディスクがなくてソリッドステートドライブであることが売りで、そのタイプは38万円と非常に高価。というわけで、今しばらく思考中。


15日(火曜日)
 日経ヘルスケア1月号の特集に明輝会の取り組む適合高齢者専用賃貸住宅『星空』が紹介されました。特集のタイトルは「脱・特定施設で勝ち残る!」です。22ページから35ページにかけての特集でかなり詳しい内容になっています。

 16日深夜2時から待ちに待った発表があるかもしれないと期待しつつ今夜は早めに休むことにします。早朝4時に起きて、もしMacBook Airが発表されれば即買いに動きます。


13日(日曜日)
 昭和49年に中学を卒業した仲間からお呼びがかかり、私を含め5人が友人宅に集まりました。今年夏に鹿児島市立天保山中学校の学年同窓会を盛大にすることになっているのです。
 テーブルにおじさんが5人座って懐しい話を始めましたが、35年以上前のことをみんなよく憶えているのには驚きました。みんなクラスが違うのですが、1学年360名ぐらいで共通の友だちが多いので「憶えてる!」「じゃった。じゃった。」「ほんとやー?」の連発で自宅に帰ったのは深夜2時でした。

 昭和45年ごろの鹿児島市下荒田の航空写真です。なつかしい話のついでに当時の自分たちの校区を見たくなりネットからダウンロードしてみました。読者のみなさんもここを→を見ると、全国津々浦々昔の航空写真が見れます。
 甲突川に天保山大橋が架かっているのが見えますが、これはできて間もない頃で昭和37年ごろはありませんでした。よく見ると、甲突川の北側には国道が見えません。また、与次郎地区は埋め立てられたばかりで何も建物がありません。私は少年のころこの何もない与次郎の埋め立て地に探検と称してときどき遊びに行っていました。もちろん当時学校からは立ち入り禁止を注意されていました。海沿いにもっと南に行くと、鴨池空港があります。なつかしいです。わが母校、八幡小学校の真上をプロペラ機が毎日飛んでいました。それはそれはうるさいものでした。鴨池空港の上には、鴨池野球場と鴨池陸上競技場があります。野球場は今でもあると思いますが、陸上競技場はなくなって鹿児島銀行の電算機センターになっています。ここら辺も私の遊び場だったのでなつかしいです。


 


11日(金曜日)
 高専賃『星空』に訪問診療に行ってみると、個室はすべて予約済みとなっておりました。2人部屋があと少し残っているだけのようでした。1月3日の南日本新聞のトップを飾ったのがとてもインパクトがあったようで翌日の事務所は電話が次々に問い合わせが入っていました。
 しかし、まだ入居者が少ないので閑散として正直温もりが感じられませんが、だんだん人が増えるにつれて楽しい雰囲気が出てくると思います。 近くには小規模多機能ホームがあって高齢者にとっては安心できる環境だと思われます。


10日(木曜日)
 内村川上内科の病棟師長が本日で退職することになり、最後の病棟回診をみんなでやりました。思えば、8年前に私は院長として仕事を始めましたが、いきなり前の病院でやっていたことをここの病棟に持ち込んでずいぶんと混乱をおこし、師長さんに一番苦労をかけたように思います。そして、ずいぶんきついことも言っただろうと思います。医師と看護師は同じ医療人として話しやすいし、目指すものがほぼ同じなのでぶつかっても理解できる許容があるという私の勝手な考えで突き進んできました。なにはともあれ、長い間ご苦労さまでした。ありがとうございました。
 明日からは新しい師長のもとで再スタートします。師長が替ってもやっていることは同じ。今年はソフトを育てたいという大きなテーマのもと病棟も外来も1つになって前進してほしいと思います。


9日(水曜日)
 昨年の医療界でよく読まれた(買われた)上位10冊の中から5冊を選んでアマゾンに注文し、昨日届きました。その5冊とは、『医師アタマ』『誰が日本の医療を殺すのか』『医療の限界』『新たな疾病 医療過誤』『健康食品 中毒百科』です。昨今の医療界をテーマにしたもので面白そうです。

 

 


8日(火曜日)
 朝から夕方まで一時も気の抜けない一日。夕方、5時すぎになると自分の体が疲れてきてどうしようもなくなってきましたが、栄養ドリンクDEKABITAを飲んだら体がシャッキッとしてきました。
 グループホームの人が朝、脳卒中を起こして昏睡になりました。入院患者さんの1人が腎不全で血液透析が必要になりました。もう1人の入院患者さんが昼過ぎにイレウス(腸閉塞)を起こして夕方には吐血しました。ろうけん青空から外来受診した患者さんも吐血して緊急内視鏡検査をしました。同時に外来を受診した別の男性患者さんは不整脈発作を起こしており、モニター監視しながら不整脈治療をおこないました。
 一人一人の病気に対する対応はどうもないのですが、他の医療機関との連絡、ベッドのやりくり、これらがストレスでした。新地地域連携室部長もいっしょに動いてくれましたが、家族、医療機関の事情がからんでなかなか我らの思うようには進まないものです。


7日(月曜日)
 A型インフルエンザの患者さんが2人出ました。そろそろインフルエンザが流行してきそうな状況です。感染性胃腸炎の勢いは昨年ほどではありませんが、こちらもまだ流行しているようです。
 往診依頼が多くてやりくりに苦労しています。内容が軽いものから重症そうなものまであります。今日もそのうち2人は重症そうだったので最初から精査目的で取り組み、結局急性心筋梗塞で鹿児島医療センターに搬送し、もうひとりは一過性脳虚血発作疑いで当院に入院させました。


6日(日曜日)
 前から見たかったツルを見に出水に出かけました。新聞やテレビで見る写真は飛び立つツルの一群がありますが、そんな勇壮な姿は一度も見ませんでした。ツルたちはずっと地面の餌を食べていました。しかし、わざわざ鹿児島から出水まで車で2時間もかけて来た甲斐がありました。非常に良かった。感動しました。美しいツルを見てさらにいっそう気持ちが一新しました。
 ツル見学のあとは出水の武家屋敷を見学して帰りました。NHK大河ドラマの篤姫のロケ地になった武家屋敷を見学しましたが、じっくりと見ないとこの良さは堪能できないと思い、さらりと見学して帰路に着きました。出水と言えば、出水兵児しか思いつけない私は久しぶりの北薩路にいろんなことに思いを馳せながら自宅に帰りました。
 つい、書くことを忘れてしまいましたが、牛車に乗ったのでありました。のんびりと、おじさんの話を聞きながら、黄金の25分間を過ごしました。私は、これまで敢えてスローライフとかスローフード、いわゆるロハス(LOHAS: Lifestyles Of Health And Sustainability )な生活のことを称賛することを書きませんでしたが、ロハスな時間を過ごすことができました。ほんとに良かったです。


5日(土曜日)
 毎月2回、土曜日の外来診療を非常勤の先生に代診をお願いしていますが、ちょうど今日がそれにあたり、レセプトの注記、書類整理、病棟の仕事に当てました。
 医療と介護には正月はないなあとつくづく思いました。年末年始に往診があったし、昨日入院された2人の方はかなりの重症です。正月早々、家族に厳しい病状説明をしました。デイケアも元旦だけ休みで、ほぼ年中無休が実態です。


4日(金曜日)
 朝8時から仕事始めの行事をデイケアかがやきにおいておこないました。写真がそれですが、理事長、院長、副院長の順に年頭のあいさつをしました。
 理事長よりさっそく南日本新聞の一面に明輝会の展開する高齢者向け事業の1つの適合高専賃が取り上げられたことが紹介され、さいさきの良いスタートだと感想を述べられました。わたしは、年末のつぶやきに書いたようにハードからソフトへ目を向けてその充実を図っていきたいという目標を誓いました。副院長は『子年』は繁栄、繁盛、物事のスタートというイメージがあるから手のかかる患者さん利用者の方にも嫌な顔ひとつせずにじぶんたちのできうる限りの医療と介護のサービスを提供していくようにがんばりましょうと話しました。
 さあ、外来患者さんが多いだろうなあと少しばかり不安を感じながら仕事をスタートさせましたが、意外に少なくゆったりとじっくりと診ることができました。病棟患者さんは昨日3日に回診を済ませていたので病棟の仕事もそこそこでした。訪問診療はどうかというと、こちらには往診依頼が数件あり、一番忙しかったと思います。


3日(木曜日)
 今朝の南日本新聞のトップ記事に『増える高齢者賃貸住宅』という内容で大きく取り上げられていました。 掲載されている2つの写真のうち1枚は『星空』の写真でなんと小牧文夫事務局長が写真の中に収まっていたのでびっくりして今までで一番早い『つぶやき』になりました。
 そこで記事ですが、高齢であることを理由に一般住宅への入居を断られている高齢者の受け皿として高齢者賃貸住宅が紹介されています。小牧事務局長のコメントも載っております。
 『内科病院』と書いてあるのは混乱をまねくと思いますが、このあたり記事を書いた記者にきっと『病院』と『診療所』の概念がなくて意識していないのではないでしょうか。しかし、医療法人『明輝会』はしっかり書いてあります。


2日(水曜日)
 南国バスに乗って天文館に出かけました。納屋通り山形屋前で正月早々神輿を見ることができました。今年はきっといい年になりそうです。


1日(火曜日) あけましておめでとうございます。本年も『つぶやき』をどうぞよろしくお願いします。今年の目標としては内容にとらわれずにとにかく何か毎日書くことにします。余裕があれば写真をつけたいと思っています。
 南国鹿児島といえども寒波がやってきました。お節料理を食べて早速積雪を見に吉野の奥地まで、と言っても約10分、車を走らせました。吉野で一番高い牟礼ヶ岡を目指しましたが、登山口が写真のように一面の雪でだれの足跡もなかったので止めました。ここから歩いて5分で頂上なのですが、元旦早々に無謀なことはできません。