今後の予定
9月
  8日 池之上整形外科医院スタッフ来訪(電子カルテWINE Style見学)
 10日 人間ドックのため院長休診(代診医います)
 15日 新型インフルエンザについて講演(職員対象の勉強会)
 18日 鹿児島市臨床検査センター運営委員会
 20日 日曜当番医
 28日 エーザイ株式会社社内研修会に講師として参加


30日(水曜日)
 きょうの非常勤の先生が休みをとられたので一日仕事をしました。ちょうどたまった書類を書こうとはりきっていましたが、急患やミーティングが多く、思ったほど書類を書くことができませんでした。
 さて、今月の日曜日の出来事ですが、当院病棟の看護師2人がクリニック玄関付近で電動車椅子から落っこちて困っている人を発見し助けました。そのときの光景を見られた市民の方から手紙をもらいましたのでここで公開します。 地域の方々がいつも見ているということを意識して明輝会職員として働いてほしいです。


29日(火曜日)
  昨日、週初めの朝礼に久しぶりに理事長がお見えになり、私に辞令を渡されました。明輝会副理事長の辞令だったわけですが、明輝会の規模が大きくなったというのが私が副理事長というポストに就任することになった一番の理由だと思われます。副理事長という立場になって具体的に何をどうするということは一切ありませんが、これまでどおり院長として医師としての職務に専念していきます。当面これまでどおり部署間、職員間のよりシームレスな連携の構築をめざします。


25日(金曜日)
 非常に忙しい一日でした。今月いっぱいの締め切りというものがいっぱいあっててんてこ舞いです。睡眠時間を4時間くらいしか確保できず、つぶやきも翌朝こうして書いています。昨夜は当直でもあって病棟患者さんが亡くなられました。木曜日の回診のときは別れの挨拶だったのでしょうか、しっかりとした口調で私にお礼を述べられました。これまでも何度も感謝の言葉を述べられるおばあちゃんでしたが、今週の挨拶はもしかしたら死をはっきりと意識したものだったかもしれません。数週間前、心不全が急に悪化したとき紹介元の総合病院に戻って治療するように勧めましたが、本人みずからそれを拒否して私に直接ここで死なせてほしいと頼まれました。それからの治療が著効し、しばらくの間食事が摂れるほどよくなりましたが、ここ数日で感染症と喘息を併発し帰らぬ人になりました。


24日(木曜日)
 連休明けのため予想どおり外来患者さんが多い。普段どおりに病棟患者さんの経過報告を夜勤看護師から聞き、外来に降りてくると、待合室が混雑していました。少しでも早く外来診療を始めようと思っている間に次々に患者さんが来院されて9時には20人を超えていました。その後も次々に来院されるのが電子カルテの受付画面で分かっていましたが、30分経って5人も診察が終わらず、検査だけが増えて困ってしまいました。そこに副院長が来てくれたので一気に診察がすすみました。このときばかりは暗闇に光明を差す女神のようでした。とういうわけで12時半までに42人の診察が終わりました。午後はなぜか外来は少なくて病棟回診と訪問診療に全力投球できました。


20日(日曜日)
 本日の日曜当番医に来られた患者さんは総勢24人。予想よりも少なかったです。しかもインフルエンザ感染症と診断できた人は1人しかおらず、ちょっとばかり肩すかしをくらいました。しかし、その方は福岡から来られた人でA型インフルエンザ感染症でした。たぶん豚インフルエンザでしょう。また、診察後に急変した患者さんがおられ、急遽後方病院に救急車で搬送することになりました。あまりに状態が不安定なため在宅患者さんの訪問診療の終わった非常勤の先生にお願いして後方病院まで救急車に同乗してもらいました。


19日(土曜日)
 地元のNPO法人(地域サポートよしのねぎぼうず)代表の永山さんからポスターを紹介されたので掲載します。子育て中のお母さんたちを対象にして定期的に楽しい講座計画しているのでできるだけ多くの方々に参加してほしいということでした。


18日(金曜日)
 某薬品会社のMRさんがお別れの挨拶に来てくれました。付き合いの古い人で、内村川上内科に来る前の高原町立病院勤務時代はよくいっしょにゴルフに行ったり、飲みに行ったりしましたから、15,6年も前に仕事上で知り合った人です。私よりも1年早く鹿児島に移動になり、私よりも年が若いですが、結婚の時期はお互い近く、子供の話などで盛り上がります。彼は来月から沖縄に赴任で家族5人の引っ越しだそうです。鹿児島に来てからはお互いに忙しく、ここ10年間に1度もゴルフには行けなかったですが、飲みには2回ほど行きました。
 私のことを思い出して担当でもない私にわざわざ会いに来てくれたその律儀さに感銘しました。うれしかったです。


16日(水曜日)
 だいぶ朝夕が涼しくなってきました。エアコンの設定温度も2、3℃高くしています。過ごしやすくなったのはいいですが、秋冬に向かっていつからインフルエンザの患者さんがどっと押し寄せてくるのだろうかと不安が増します。
  昼休み、外来スタッフ全員とミーティングをし、発熱患者さんをある時期から裏の入り口から入ってもらい会議室で待機してもらい、第3診察室で診察するという体制にしました。このようなインフルエンザ患者さんを分離する対応は厚生労働省や医師会からのマニュアルに沿ったものですが、実施のタイミングが難しいと思うのです。今でもすでに新型インフルエンザの流行期ですが、爆発的という感じではありません。ほんとうにインフルエンザの患者さんが押し寄せるほど流行するのだろうかと正直疑う気持ちもありますが、ここは素直に対策を立ててみました。なにか得体のしれないモンスターを迎え撃つ感じです。


15日(火曜日)
 18時半からデイケアかがやきを会場にスクリーンが小さいのでパソコン用のディスプレイ3台とデイケア備え付けの大型テレビにスライドを映し、私はハンドフリーマイクで話しました。このハンドフリーマイクはデイケア職員による手作りでうまく私の顔にフィットしました。おかげで写真のようにジェスチャーを加えながら楽しくしゃべることができました。
 今日の勉強会で 何よりも強調したかったことは、マスク着用はエチケットでインフルエンザウイルスを完全に排除するものではないこと、インフルエンザかな思ったら早く医療機関を受診すること、豚インフルエンザの次には鳥インフルエンザというとてつもなく怖いインフルエンザがやってくるのでその予行練習のつもりで感染症対策をしてほしいということです。


14日(月曜日)
 今月初めから訪問診療を始めた独居高齢者が転倒していたからと担当ケアマネから往診依頼を受けました。幻覚もでたようだとの情報も入りました。これを訊いてこの高齢者は食事を満足に摂ることができなかったから一時的に幻聴が生じ倒れたのだろうと直感しました。
  午後、往診しました。やはり食事を満足に摂っていませんでしたが、まさか3日間も何も食べなかったとは予想以上に深刻でした。まだら認知症がありますが、家族にも恵まれず、経済的にも苦しく、今後どのようにして生活を維持できるのか大いに問題です。生活保護の申請中でありますが、あと1、2週間をどう生きていくのだろうと思います。さすが、ケアマネーはこの点にさっそく対策を立てていました。日本国民として最低限の生活を保証してあげないといけません。社会との接点があったのでよかったのですが、もしなければ、孤独死につながるケースになったかもしれません。
 さて、あすはインフルエンザの話をします。今朝やっと資料ができあがりました。スライドはさらに10枚程度増えました。どれくらいわかってもらえるか、私の話し方次第だと思います。時間内に終わるのだろうかという不安もあります。


12日(土曜日)
 来週15日に明輝会職員約80人に対してインフルエンザの話をしますが、そのときに使うスライドを毎夜少しずつ用意しています。毎日のように新しい情報が入ってくるのでとうとうスライドが48枚になりました。まだスライド完成ではありませんので今夜明日で仕上げます。
 80人の大勢になってしまい、全員が一つのスクリーンを見て勉強するという環境がありません。ここが明輝会の弱いところです。ちょっと贅沢かもしてませんが、大きなスクリーンと講演の途中で光源のきれないプロジェクターがほしいところです。


11日(金曜日)
 きのうは代診体制にして年1回の健康診断に行ってきました。それも何の異常も見つからず無事終わりました。N病院の待合室の電光掲示板が非常に充実しているのに率直に羨望しました。当院も開院時からりっぱなハードを用意していますが、ぜんぜん機能していません。とてももったいないことと思います。インフルエンザ対策の啓蒙、正しい手洗いの仕方を動画で見せたり、当院にはヘリカルCTがあって読影体制もしっかりしていることなど、いろいろな情報を当院の待合室の前の壁にある大きなディスプレイに映し出し宣伝することをそろそろまじめに取り組みたいと思います。


10日(水曜日)
 昨日夕方、予定どおり池之上整形外科医院のご一行3人がお見えになりました。池之上先生も私と同様マックユーザーで電子カルテWINE Styleに興味をもっておられます。もしかしたら、私と同じWINEユーザーになるかもしれません。実際のWINE Styleを見てもらい、触ってもらいました。池之上先生はDICOM ViewerであるOsiriXをすでに使われているとのことですから、WINE Styleとの連携はバッチリです。診察室はもちろんのこと、サーバー室や病棟も見学してもらいましたが、世間は狭い。池之上先生の同級生が当院の病棟看護師として働いていました。


8日(火曜日)
 つぶやきが不定期になってきました。クリニックにいる間につぶやくことにしたのですが、忙しくてつぶやきを書く暇がありません。ほんの隙間の時間をみつけてこうして書いています。とにかくゆっくりする時間はありませんが、先日のつぶやきに書いたように常勤医のメドが立ち、そうなれば2人体制で診療できるのでかなり時間的心理的余裕がうまれ、一人一人の患者さん、とくに在宅患者さんや入院中の病棟患者さんはこれまで以上に時間をかけられ、いい面が出てくると思います。


5日(土曜日)
 きのうはネット環境の問題で解決に至らず自宅からつぶやきができませんでした。というわけで翌日になって書いています。ところで、きょうのことですが、念願の常勤医の先生が決まりました。年内のある月からいっしょに働いていただけることになりました。詳細についてはまだ公表できませんが、とても喜ばしいことで、つい書き込んでしまいました。どのような診療体制にするか、これからじっくりと考えたいと思います。


3日(木曜日)
 院長室からつぶやきを書こうとPowerBookG4を持って出勤しましたが、外来があまりに混雑して昼休みが十分にとれなくなり結局書けませんでした。午後もずっと診療に追われて気づけば夕方の6時半です。仕方なく今夜も自宅からつぶやきます。
 マスコミの新型インフルエンザのニュースに過敏に反応してワクチンが入ったら優先して私に打ってくださいと頼む患者さんが約3人いました。高齢者は優先順位が3番目以降ですから危機感を持っているようです。新型インフルエンザは高齢者よりも小児への感染が懸念されていますし、ワクチンを打っても高齢者は抗体獲得が難しいですからワクチンが不足しているときは最優先はされません。このあたりが微妙に影響して、例年ならワクチンを積極的に打たない人がすすんで接種を希望したり、もう長生きはしたくないと言いながらワクチン接種を希望します。
 いずれにせよ、これから冬にかけて2つのインフルエンザが流行するでしょうからその対応に困窮しそうです。3つめのインフルエンザ(H5N1)がパンデミックになったら日本だけで80万人の死亡者が出ると予想されていますから世界の人口はかなり減少するでしょう。


2日(水曜日)
 今月からしばらく忙しくてつぶやきは原則院長室から発信しようかと考え始めています。何が忙しいかというと、第一に在宅医専門医の申請書類を書かないとならないのです。これがかなりの量あります。しかも30問の問題も解かなければなりません。新型インフルエンザの勉強会のためのスライドも作らないといけません。
 さて、今月からつぶやきのページにアクセスカウンターを置きました。つぶやきを書くぞというモチベーションを保つためです。夜、眠くてつぶやきを書きたくないこともありますが、一人でも見てくださる方がいるならば頑張れそうです。きょうは約50人の方が見てくださいました。少しでも増えればいいなと思うし、増やしたいです。
 大事なことを思い出しました。午後から幹部会議があって理事長から副理事長を命ぜられました。副理事長になったら何をどうすればいいのか分かりませんが、来月から新たな気持ちで頑張る所存です。


1日(火曜日)
 
私の訪問診療のあと待望の雨が降りました。これである程度桜島の火山灰が流れ、植物にも恵みを与えました。当地は火山灰があちこちに溜まったり、植物や建物に火山灰がこびりついてとても汚らしい感じでした。ちょっとばかりスッキリ感を得ました。
 それにしても 今年の天候はとてもおかしくて鹿児島は晴ればかり。一番雨を期待しなかった皆既日食の時だけ雨でした。しかも台風銀座のはずなのに台風も上陸しない。そしてとうとう9月になりました。で、私はどんな風にやっているかというと、きょうはやっと認定内科医のセルフトレーニング問題集を解き終えてホッとしております。50題をコツコツ解く。新しい知識を得て自分の無知を恥じながらも学生のときのように楽しく時間を過ごしました。そして何よりもインターネットから情報を得ることができる便利さに驚嘆し、今の医学生がものすごくうらやましく思えます。